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仮想現実アース「KOJO TECHNOLOGY ForcebarEP」レビュー~POA-A1HD~

Chikuma

…とここまでやったところで、腰に激痛が走りました。数日前から少し痛くて、チョット危険な感じはあったんですが、ラック裏の作業スペースは窮屈で作業をするときに腰に負担がかかってしまうようです。とりあえず必要な接続はほぼ終わったので試聴に入ります。

仮想アースによる音の変化

ForcebarEPPOA-A1HDを接続して、とりあえずネットワークオーディオプレーヤーMarantz NA-11S1から適当に音楽をかけてみましたが、私の知っているシステムの音ではありません。

「Cool!」

最初の印象はこの一言でした。この変化の大きさには少し驚いてしまって、よくよく聞いて変化を分析してみると、S/N比が大幅に改善したことによる透明感の向上、高精細で繊細な高音と余韻が部屋に広がり空間表現はとても広く定位もしっかりしています。

以前より演奏している部屋の気配のようなものが感じられ、高音の響きは艶が乗りますが、なんとなくシャリシャリしたような音になり、生気が感じられません。

このクールな感じはアルミ製のCHIKUMAのタップを導入したときの印象に近いなと思いましたが、CHIKUMAのタップは生気が感じられますし、今回はCHIKUMAのタップによる変化よりももう少し硬い音です。

傾向としては好きなんですが、なぜこんな変化が起きているんだろうか?と無意識にこの音に変化した理由を探していて、そこで口をついて出た言葉が

「金属っぽいのか…。」

…という言葉でした。ForcebarEPの構造には金属が多く使われていて、外装はステンレス、シャーシはアルミ、仮想アース部は「銅/黄銅/銅/黄銅/銅/スチール」という6層積層構造になっていてほとんど金属の塊です。この金属の響きが乗っているような印象だったのです。

そこで金属の響きを少し抑えられないかと思い、A4サイズのウェルフロートボードAIRBOW WFB-A4の2つのタップの間にForcebarEPを挟んで置いてみると、音が変化しました。

オーディオ ホームシアター 仮想アース KOJO TECHNOLOGY Force barEP 光城精工 マルチチャンネル パワーアンプ DENON POA-A1HD

ForcebarEPは、内部構造としてフローティングをして振動の影響を低減する仕組みになっているようですが、振動の影響を受けやすいのか、ウェルフロート上に置くと、倍音成分が増加して、音が広がっていきます。

一層響きが豊かに、高音は広がる一方で、低音は音の芯が固くなって締まり音にふくよかさがなくなりました。せっかく調整し終えた現在の好みの音からまた離れてしまって満足のいく音ではありません。

しかしバランスが崩れてもなお、この透明感溢れる音は、何とか手なずけてシステムの中にうまく取り込みたいと思わせる魅力的な透明感です。

仮想アースとは何なのか?

仮想アース」と聞くとかなり胡散臭く感じます。通常のアースと違い電位の変化は起こらないようですし、漏電対策として使われる本来のアースの役目は果たしていません。

以前MISTRAL EVA-Uminiを試した記事を書いたことがありましたが、あちらはもっと微妙な変化だったので、実はあまり効果はないだろうと、内心思っていましたが、今回のForcebarEPは接続すると実際の信号経路に一切関係ないのに、わかりやすい変化がありました。ForcebarEPEVA-Uminiはバーチャルアースする仕組みが異なるのかもしれませんが…。

MISTRAL EVA-Uminiをレビュー①Marantz NA-11S1に試す
もう家で放置されて久しいMISTRAL EVA-Uminiを試してみることにした。なぜ放置されていたか…、それは使おうと思った場所に収まらなかったからです。そこでMarantz NA-11S1に試してみることにしました。
MISTRAL EVA-Uminiをレビュー②QNAP TS-119に試す
もう家で放置されて久しいMISTRAL EVA-Uminiを試してみることにした。Marantz NA-11S1に試してみましたが、ほとんど効果を感じることができませんでした。そこで、ラック上のレイアウトを変更して本来の目的であるQNAP TS-119に使ってみてレビューしなおすことにしました。

これは私感ですし、あくまで推測でしかありませんが、「仮想アース」はアースというよりはノイズ吸収装置のようなものではないかと想像しています。電位差と抵抗値の差を利用して何らかの方法でノイズを「仮想アース」へ流しているのではないかと思いますが、吸収したノイズはどこへ行ったのか?という疑問は残りますね。金属の積層構造だから電子の移動を利用しているのだろうか?振動に敏感なところを見ると、内部で振動に変換されて消費しているのかな…?、まぁ私の勝手な想像です。

私の環境では、仮想アースを使った場合の変化はかなり大きいですが、うまくアースをシステム全体で接続して仮想アースに誘導してあげれば、システム全体の改善につながる可能性があります。少なくとも私のシステムではリフレッシュされたような透明感を漂わせています。

接続端子の着脱はネジ止め式でやや面倒ですが、電源タップと連結することを考えず単体で利用するのであれば、サイズは手ごろで場所を取らないので使いやすいので、オーディオ専用にアースを取ることができない場合には、アースの代替機能として、有力な選択肢になると思います。私の環境のようなAV機器とネットワーク機器が複雑に接続されたカオスな環境では特に有効に働くかもしれません。

端子は2つあるのでもう1つ接続する予定ですが、今は咳もできないくらい腰痛がひどいので、あれこれ作業をするどころか、取り外すことすらできません。腰痛と相談しながら、また再調整をしてバランスを整えたいと思います。

あぁまた心地よい音を求めて、散財は続くのか…。

Her-
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コメント

  1. おいけ より:

    Herさん、こんばんは。

    私も腰に爆弾を抱える者の一人ゆえ辛さは痛い程良く分かります。
    どうかご自愛下さいね。

    オーディオ機器におけるアースはもはやノイズ吸収装置、若しくはそのバッファー位のもんだと思います。
    ただ、地球そのものとは比較にならない程の小容量ですからシャシー電圧が下がる程の効果はないのでしょうね。
    不思議なもんで仮想アースの足元がシステム全体の音質を支配しがちです。オーディオにおけるグランドの重要性を痛感致しますね。

    この手の仮想アース装置は何故か接続端子が複数の物ばかりですが、下手に繋いちゃうとループの原因となりがちです。まぁHerさんなら留意されておられると思いますが、老婆心までに。

    まだまだ寒い日もございます故、お身体には十分お気をつけて。では。

    • HermitageHermitage より:

      こんばんは、おいけさん。
      まだ少し痛みが残っているので、いろいろ試せないんですが、ループの問題はテストしてみようかなと思っていました。ご忠告ありがとうございます。
      AV環境だとどうしてもケーブルがAVアンプに集中するので、下手に接続するとループが出来てしまうので、POA-A1HDから1点アースになるように心がけているんですが、もし他のところにつないでハウリングやノイズが出るなら、それはそれで実験結果としては仮想アースもアースと同じだねと成果になるかなと思っています。

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