光ファイバーによる電気的絶縁
SOtM sNH-10GとLUMIN X1をLANケーブルで接続して、上流スイッチングハブCisco SG100-16-JP V2とsNH-10G接続部分を光メディアコンバータTP-LINK MC220Lを用いて、光ファイバーによる光信号の伝送に変更してみました。
その結果、電気的な絶縁によってX1で再生される音は大きく向上し、LAN上のノイズの影響がプレーヤーに及ぼす影響が大きいことが分かりました。
スイッチングハブというのはオーディオの信号に比べるとはるかに高い周波数の信号を扱う機器です。例えば、カテゴリー5では信号の周波数が100MHzで動作していたものが、カテゴリーが上位になるにつれて、カテゴリー6では250MHz、カテゴリー7では600MHz、カテゴリー8では2GHzと速度を上げるために高い周波数を扱うようになります。
信号そのものが高周波ですから、機器ごとの程度の差こそあれ、高周波ノイズを常時内包している機器であることは間違いないでしょう。パソコン周辺機器とは総じてそういうものですし、だからこそ切り離したいと思うわけです。
それは例えsNH-10Gのような高級オーディオ向けスイッチングハブであっても、ノイズはゼロではないということを意味します。sNH-10Gというスイッチングハブは、その音を聴く限り優秀なスイッチングハブだと思いますが、そのsNH-10Gすらも電気的に隔離することでどのような変化が起きるでしょうか。
sNH-10GとX1を光ファイバーで接続
上流スイッチングハブSG100-16-JP V2との接続に使用していた光メディアコンバータを取り外し、情報コンセントから接続するLANケーブルを再び直接sNH-10Gに接続します。
そして光メディアコンバータと接続していたSFP端子と光ファイバーケーブルはX1と接続するためにそのまま残します。
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