「幹」「枝」「葉」の3箇所にシステムを分けるのは、アクセサリの変更によって起こる、予期せぬ音の悪化を切り分けしやすくするための基本コンセプトですが、以下のような指針を持っています。
「幹は中庸に、枝でバランスを取り、葉で味付けをする」
スピーカーケーブルはこれで言う「幹」にあたる部分であり、AVプリアンプとマルチチャンネルパワーアンプの間を結ぶ、XLRケーブルもこの「幹」に該当します。
この「幹」にあたる部分には、現在もまだAudioQuest製の単線ケーブルが使われていて、ケーブルのアップグレードなどはありつつも、2008年1月にマルチチャンネル化した当初から、AudioQuest製に統一したままとなっています。
一方、2017年から2018年にかけてPC-TripleCの音の傾向が、自分の考えている音調に合っていたことから積極的に取り入れ、「枝」「葉」の部分の主要な機器たちはほとんどPC-TripleC導体のケーブルになっています。
「幹」にあたる部分はシステム全体の色を決めている部分なので、そう簡単に変更できるものではありませんが、この部分をPC-TripleCのケーブルに変更すべきか否かという課題がずっと頭の中にあります。
特に現在はシングルーバイワイヤケーブルを使っていますが、これをバイワイヤーバイワイヤケーブルに変更した場合、音の純度がどれほど向上するのか試してみたい気持ちがあります。実際に試してみないことには、本当に変更したほうがいいのかはわかりませんが、この変更をするか否かは、ステレオシステム側にも影響を及ぼします。
Plan A~行き当たりばったり~
ステレオシステムのスピーカーケーブルは特定のメーカーを決めているわけでもなく、ステレオシステムを作っていく際のコンセプトである「コストパフォーマンスを重視した行き当たりばったり」な指針に従って、良い出物があればそれを使ってみようという姿勢でいます。その結果こういう一貫性のないものが集まっています。
- ALR JORDAN Entry Si
- Marantz PM-14S1
- SOUNDMAGIC HF04LB
- HAMILeX NX-B300
これは自分の固定観念や先入観を少し緩めて、これまで使ったことのないメーカーの製品を積極的に使ってみようという裏の意図があるわけですが、スピーカーケーブルも今まで使ったことのないケーブルを使ってみようというのが、まず第1の候補としてあります。
とはいってもその固定観念や先入観というのは、簡単には排除できないもので、中古品やオークションなどを眺めていても、今まで使ったことのあるメーカーのケーブルに目が行きがちというのは否定できませんが…。
ともあれ、現時点でALR JORDAN Entry Siに必要なスピーカーケーブルはシングルワイヤのケーブルで、将来的にはスピーカーやアンプのアップグレードに従って、シングル-バイワイヤケーブルやバイワイヤリングのケーブルに変えていく方向性を持っています。
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