カテゴリー8(Cat.8)のLANケーブルとは何だ?~規格と要件を調べてみた~



SUPRA

SUPRAからも1種類発売されています。

Supra Cat 8 Network Patch Cable

Supra Cat 8 Network Patch Cableという名前ですが、国内では見かけません。SUPRAらしい薄いブルーのケーブルです。

ネットワークオーディオ Wireworld イーサネットケーブル PSE STE CHE LAN カテゴリー8 Cat.8 Supra Cat 8 Network Patch Cable Tite-Shield Technology Composilex2 Telegartner M12 SWITCH GOLD 規格 仕様 概要 要件

Mechanical Specifications

Standard Cat 8 Patch Ethernet Cord
Connectors Supra RJ45 Male ► Supra RJ45 Male
Signal direction Bi-directional
Application examples Ethernet 40GBASE-T

Cable design

Cable 4 pair, Cat 8 S/STP PIMF
Lead area 0.23 / 26 mm2 / AWG
Number of strands 7 pieces
Lead material Bright drawn oxygen-free 5N copper
Insulation Air-injected, low capacitance PE
Inner shield Aluminium foil
Outer shield Tin plated, oxygen-free 5N copper braid
Jacket PE (FRHF)
Outer dimension Ø 6 mm
Flame retardancy Yes

Electrical performance

Resistance 145 Ohm / km
Capacitance 43 pF / m
Bandwidth 2,000 MHz
Skew @ 100 MHz 5 / 100 ns / m
Impedance 100 Ohm
Velocity factor 0.8x C (speed of light)

※”http://www.jenving.com/products/view/cat-8-stp-patch-1001908589″より引用

試聴する機会に恵まれない

以前からカテゴリー8のオーディオ用LANケーブルには興味はありますが、まだ試聴する機会には恵まれていませんので、どんな音になるのか想像もつきません。

貸し出しサービスなどがあれば積極的にお借りしたいところですが、SUPRAについては国内の代理店であるSAECが取り扱っていませんし、WireWorldについても国内の代理店であるNASPECでは貸し出しサービスがなさそうです。

購入するにしてもカテゴリー8の仕様も知らずにほいほい手を出すわけにも行かないので、少しカテゴリー8とその他のカテゴリーとの違いを調べてみました。

カテゴリー毎の概要を少し調べてみる

カテゴリー8は現在策定中のようですが、最近オーディオ用途に進出してきたテレガートナーのHPに参考になる情報がありました。

ISO/IEC 11801/EN 50173 に準拠した各カテゴリ/クラスの概要

コンポーネント
カテゴリ
566A77A8.18.2
リンククラスDEEAFFAIII
最大周波数
(Hz)
100M250M500M600M1G2G2G
最大データ速度
(イーサネット)
(bit/s)
1G1G10G10G10G40G
/25G
40G
/25G
推奨される
最大チャンネル長(m)
1001001001001003030
リンク(チャンネル)
内のコネクタ数
最大4最大4最大4最大4最大4最大2最大2
STP/UTP両方両方両方STPSTPSTPSTP
コネクタRJ-45RJ-45RJ-45RJ-45
以外
RJ-45
以外
RJ-45

RJ-45
以外

引用元:”http://www.telegaertner.co.jp/technical/data_voice/2540gbase-t.html”

カテゴリー8という規格は40GBASE-T/25GBASE-Tという40Gbps/25Gbpsの伝送速度を規格化したものですが、表を見るとケーブルの構造はカテゴリー7と同様にシールドタイプ(STP)のみとなっていて、最大周波数は2GHzにも達し、ケーブルの最大長が30mに短縮されています。それだけ金属ケーブルによる高速伝送が難しい、限界に迫っているということを表していますね。

またカテゴリー7では対応していなかったRJ-45コネクタに対応したリンククラスI(カテゴリー8.1)が設定されていて、カテゴリー6A以下との互換性を保っているように見えます。

※2018/5/2追記:2016年9月に制定されたIEEE Std 802.3bz-2016では、Cat5eケーブルで最大2.5Gb/s、Cat6ケーブルで最大5Gb/sまで通信が可能になっています。

カテゴリー7とRJ-45コネクタ

市販されているLANケーブルに「カテゴリー7」や「Cat.7」と記載されているものがありますが、上記の表にあるとおりLANケーブルとしては、規格上カテゴリー7はRJ-45コネクタには対応していないので、伝送帯域としては上記の600MHzに対応してはいますが、正確にはカテゴリー7対応と書くのは「誤り」です。

※2018/5/2追記:RJ-45コネクタと互換性の有るGG45コネクタであれば、カテゴリー7対応と書くのは「正しい」です。



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コメント

  1. すみません、巧く投稿できなかった様ですので、再投稿します。
    (先の投稿が届いていれば、二重投稿をお詫びします)

    コメントします。

    1.表に於いて、Cat.6 の最大データー速度が 1Gbps とされていますが、
      それは、かなり昔の話で、2016年9月に IEEE Std 802.3bz-2016 が
      制定されていますので、執筆された時点では 5Gbps では無いでしょうか?
      http://standards.ieee.org/

     (Cat.5e が、2.5Gbps 迄なのか、5Gbps にも対応しているのかは、未だ勉強不足で、理解できていませんが…)

    2.
    > 市販されているLANケーブルに「カテゴリー7」や「Cat.7」と記載されているものがありますが、上記の表にあるとおりLANケーブルとしては、規格上カテゴリー7はRJ-45コネクタには対応していないので、伝送帯域としては上記の600MHzに対応してはいますが、正確にはカテゴリー7対応と書くのは「誤り」です。

     市販で「カテゴリー7」や「Cat.7」と記載されているLANケーブルは、RJ-45 コネクタと、寸法互換の GG45 コネクタを使用していると思われます。
    (画像を見る限り、シールドされているので、RJ-45 では無いと思います。)
    使用しているのが GG45 であるなら、カテゴリー7対応と書くのは「正しい」のでは?

     規格上カテゴリー7 のコネクターは、(少なくとも)3種類制定されていて、欧州では TERA コネクタが主流で、それは RJ-45 コネクタとは異なる形状です。
    ですが、GG45 コネクタ も カテゴリー7 として制定されており、こちらは、RJ-45 コネクタと寸法互換です。

    • Hermitage Hermitage より:

      孔あき風呂敷さん、コメントありがとうございます。
      二重投稿にはなっておりませんのでご安心ください。

      1についてですが、表の内容は記載している引用元の情報をそのまま記載しております。
      おっしゃるとおり、Cat5eケーブルで最大2.5Gb/s、Cat6ケーブルで最大5Gb/sまで対応出来るようになっていますね。

      2についてですが、ご指摘の画像と言うのはどれを指していらっしゃるのかがわかりません。
      コネクタについて正確にGG45と明記されていないので断言が出来ませんが、GG45コネクタ搭載のものであればご指摘どおりカテゴリー7対応と書くのは「正しい」と思います。

      有益な情報をありがとうございます。記事にもいただいた情報を踏まえて追記しておきます。

  2. 説明不足ですみません。

    先のコメント2の「画像」とは、”「カテゴリー7」や「Cat.7」と記載されている市販されているLANケーブル” のメーカーwebサイトの画像です。

    エレコムとか、サンワサプライとか、バッファローとかのサイトで見る限り、コネクターは全て金属で覆われていますので、RJ-45 ではありません。
    恐らく、 GG45 と思われます。

    • Hermitage Hermitage より:

      孔あき風呂敷さん、再コメントありがとうございます。
      メーカーでも明記をしていないので、推測しか出来ませんが確かに金属に覆われていますね。
      私も最近は直接機器などを触る機会がほとんどなくなってしまい、
      最新情報を追いかけきれておりませんので、
      私の記載にミスなどがありましたら、またご指摘いただけると嬉しいです。