接点の振動
今回、通常の光メディアコンバータではなく、DELA S100というオーディオ向けに調整されたスイッチングハブに、LUMIN X1というSFPモジュールを直接収容可能なハイエンドネットワークオーディオプレーヤーという稀有な組み合わせで比較試聴できたので、SFPモジュールによる音の違いを鮮明に聞きわけることが可能になりました。
これが一般的な光メディアコンバータを2台での視聴だったら、SFPモジュールごとの差異が小さくて分析が難しかったかもしれませんし、Panasonic PN54023Kのような剛性の高いSFPモジュールや、海外で評判の良いFinisar FTLF1318P2BTLのSFPモジュール、FOUNDRY TRP-G1L1BCFYのような珍しいプラスチックカバーのSFPモジュールをいいタイミングで入手できたことも、実験をする上で本当に運が良かったなと思います。
SFPモジュールの素材の鳴きによって音が変わるということは、おそらく接点に伝わる振動などが音の乱れにつながっているのだと推測します。むしろSFPモジュールなんて必要ない直接接続できるコンバータの方がいいいかもしれませんが、SFPモジュールやケーブルの制振などによって音は変わることが推測されます。
SFPモジュールは小さなパーツですし、機器への取り付けスペースも隙間もほとんどないので、オーディオアクセサリを装着することによって改善できる余地が少ないものですが、もし改造の余地があるとすれば制振チップや制振テープなど軽く貼り付けるか、インシュレータなどを利用するなどでしょうか。
SFPモジュール本体の剛性の高さ、鳴きの小ささは本体の出来に大きく左右されるので、Panasonicのモジュールが今の所一番良さそうですが、構造的には結構似ているものもあるので、同等かそれ以上に悪影響の少ないSFPモジュールはあるかもしれませんね。
PanasonicのSFPモジュールを入手できたのは非常にラッキーでしたが、今の所3つしか手元にありませんが、もう1つ格安で入手出来たらいいなぁ。
Her-
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