SFPモジュールの交換と比較(7)プラスチックカバーのSFPモジュールの入手～FOUNDRY TRP-G1L1BCFY～

熱にさらされると脆くなるプラスチック

業務用のネットワーク機器というのは、基本的に24時間365日稼働し続け、ファンによって排熱されるサーバラックの中に収められて使われますので、常に熱にさらされます。

昔私がエンジニアとして現場で作業をしていた際、Cisco製のRJ-45コネクタタイプのSFPモジュールでレバー部分がプラスチック製のものがありましたが、故障でSFPモジュールを交換しようとしたところレバーがボロボロに崩れてしまい、SFPモジュールだけを交換することができずに本体丸ごと交換したことがあります。

プラスチックは金属と違い熱にさらされると劣化する性質があるため、熱がこもりやすい場所で数年経過するとプラスチック製品はボロボロになってしまいます。長期間熱にさらされるモジュールなどはボディを熱伝導によって放熱しやすい金属製が一般的でプラスチック製は珍しいのです。

SFPモジュールと材質

まさかネットワークエンジニアの仕事を始めた頃にオーディオでSFPモジュールを扱うことになるとは想像もしていませんでし、その音質の比較をするなんて、当時の私が聞いたら「何言ってんの？」と一笑に付したでしょうね。

さて、金属の使用率が低いこのプラスチックカバーのFOUNDRY TRP-G1L1BCFYというSFPモジュールをDELA S100とLUMIN X1に取り付けてみたら、システムはどんな音を出すのでしょうか？

もし素材によって音が大きく左右されているなら、従来とは全く異なる傾向の音が出てくるはずです。プラスチック製の方が音が良いということになったら、入手も非常に難しいので困ってしまいますが、どういう音になるのかは楽しみです。

SFPモジュールの交換と比較(8)プラスチックカバーのSFPモジュールの試聴～FOUNDRY TRP-G1L1BCFY～

プラスチックモジュールは音は予想以上に違う 2020年末にオーディオ向けとなるSFP端子付きのスイッチングハブとして、メルコシンクレッツ DELA S100を導入しました。SFPモジュールにあれこれ交換したところで、音がかなり変わることを認...

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