ネットワーク環境を改善する
ショップからお借りしているDDFA搭載フルデジタルアンプ DENON DRA-100ですが、電源ケーブルを交換した結果、荒々しかった音も少しおとなしく柔らかくなり、変化の兆候が感じとれました。

DRA-100については基本的にネットワーク経由による再生のみで試聴していますので、音を改善できる箇所は電源ケーブル、スピーカーケーブル程度しかなく限られています。というわけでネットワーク環境の改善によってどの程度改善が見られるのか試してみようと思います。
仮環境のネットワーク構成
仮環境のネットワークは一般家庭用の環境そのもので、インターネットへ接続しているルータがあり、無線LANでコントローラとなるスマートフォンSONY Xperia XZが接続され、ルータの配下に各部屋へ分配するためのスイッチングハブがあり、そこにNAS QNAP TS-119が接続されています。
各部屋へ配線されたLANケーブルにPlanex FX-08miniを接続して、DRA-100へと接続しています。
モバイルバッテリによる給電
このスイッチングハブの電力供給を付属ACアダプタから、モバイルバッテリに変更してみましょう。使用するのはTEC TMB-4Kというモバイルバッテリと、付属のUSB-DCケーブルです。
モバイルバッテリはどこにでも売っている、普通のもので特に音質にこだわったものではありません。
試聴システム
- スピーカー:富士通テン Eclipse TD307WH
- プリメインアンプ兼ネットワークオーディオプレーヤー:DENON DRA-100
- NAS:QNAP TS-119
- スイッチングハブ:Planex FX-08mini ※Acoustic Reviveカスタム
試聴曲
試聴曲は、以下のような曲を聴いてきます。
「Sarah Brightman – Time To Say Goodbye」
から「Time To Say Goodbye」を試聴※FLAC 44.1kHz/16bit
「Diana Krall – When I Look in Your Eyes」
から「Let’s Fall in Love」※FLAC 96kHz/24bit
「Norah Jones – Come Away With Me」
から「Come Away With Me」※FLAC 192kHz/24bit、44.1kHz/16bit
ミュージックサーバーであるQNAP TS-119から選曲して、試聴を行います。
余韻と伸び
S/N比が向上し、音場全体の広がりと前後の奥行き感が少し出てきます。音の荒さ、角のようなものが少し丸くなり、余韻の滞在時間も大分長くなり、声には伸びが出てきますし、ピアノの音にもきらめきが感じられるようになりました。
ですが、まだまだ満足のいく音ではありません。さらに改善を試みます。
LANケーブルの交換
さて、次はLANケーブルの交換です。スイッチングハブFX-08miniとDRA-100の接続は、昔から所有している長さ40cmのCat.7 LANケーブルサンワサプライ KB-T7-004NVN(写真右)です。
これを以前コストパフォーマンスの高いと感じたThe Chord Company C-stream Ethernet LANを使ってみます。

試聴曲などは、先ほどのと同じ曲で、モバイルバッテリも接続したままで、試聴してみます。
やはりコストパフォーマンスは高い
スッと静けさが増し、グッと重心が下がり、音の立ち上がりに浮き上がるような雰囲気がでてきます。ステージは一回りいや二回りは大きく展開し、ボーカルは余裕を持って朗々と歌い、いい声の広がりを感じます。
この価格帯のシステムでもしっかりその効果が感じられますし、やっぱりこのケーブルは良いなというのを再度実感します。いいケーブルなので処分するか迷っていましたが、今後はデスクトップシステムで活躍してもらおうとひそかに思いました。
ですが、このケーブルだけではまだ音の荒さを払拭できるほどではありません。
ガラスラックを撤去
音の硬さ、きつさは、足元に使っているガラスラックTimely GS700-H100の影響も受けているのかなとふと思いました。
そこで一度ガラスラックから降ろしてみることにしました。
幾分、緩和された気がしますが、音の硬さはガラスラックの影響が大きな要因ではないようです。
ではもう少し突っ込んでネットワークのノイズを取り除いてみましょう。
光メディアコンバータによるアイソレーション
セッティングの問題でもないとなると…、LANからのノイズの影響を疑ってみます。光メディアコンバータ SANWASUPPLY LAN-EC202Cを2台使って接続を変更します。
ネットワーク接続の変更
ネットワークレシーバーとなるDRA-100をLAN上のノイズから守るために、光メディアコンバータを使って一度光信号に変換し、再度電気信号に戻すことによって、電気的に隔離(アイソレーション)を行います。
★変更前★
★変更後★
もちろんこのネットワークには、多数のパソコンが同時に接続されている一般的な家庭用LAN環境なので、ノイズの影響は多分にあるだろうと推測します。
LANノイズの影響は顕著
やはりノイズの影響は多分に受けているようで、前記のThe Chord Company C-stream Ethernet LANとの相乗効果でS/N比は向上し、空間表現はかなり変化して、音像の彫り、コントラストが高まり、ボーカルに実在感が出てきます。
CD音源にはささくれ感は残りますが、ハイレゾ音源の解像度の高さが引き出されて、空間表現が立体的になるので、音場感や雰囲気はかなりよくなったと思います。
見た目はスマートなのに中はじゃじゃ馬
DDFAを搭載したフルデジタルアンプとしてのS/N比の高さなど、この価格帯の製品としてのポテンシャルの高さは伺えますが、普段メイン機器で聞きなれている音に比べると、デジタルアンプゆえに音には刺激的な成分が含まれていて、私にはややきつい音に感じます。DRA-100はそのフルデジタルアンプの特長をストレートに表現しているアンプのように思えます。
ネットワークレシーバーとしての機能を備えるDRA-100は、LANと接続することによってノイズの影響は少なからず受けているようで、LAN周辺機器などに手を入れると素直に反応します。
こうしたアクセサリの投入で幾分きつさは和らげることは可能ですが、良くも悪くも音源の良し悪しをストレートに表現してくるので、悪いなら悪いなりに聴きやすい音に上手に調整してあげる必要性を感じますが、短い時間ではじゃじゃ馬っぷりを手なずけることはできませんでした。
同時期に発売されたPMA-50がPMA-60に刷新されているので、このDRA-100もDRA-110に刷新されるのではないかなと、少し期待をしているので、購入するまでに試聴する機会に恵まれればいいなと淡い期待を持っています。
次は少し必要の無い機能が搭載されていますが、同じくD&MのMaranzt M-CR611を試聴してみたいなと思っています。

このくらいの価格だと貸してくれるのかもわかりませんが、お借りできるかなぁ。
Her-
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