実験を繰り返して
ネットワークエンジニアの知識をオーディオに応用して、よりクリアな環境を作ろうと実験を始めたのが発端でした。
その実験結果から得られた結論は、ネットワークオーディオをネットワークへむやみに接続すると音が濁るというものでした。パソコンの世界であるネットワークは、言わば普通の世界です。
しかしオーディオは重箱の隅をつつくようにノイズ対策がとられた隔離施設のような環境です。パソコンの世界で言う普通のノイズに晒された環境下では本来の性能を発揮することができません。
第一部
あくまで私見ではありますが、以下の記事は私が実験をした中で感じたノイズ源とその対策をつづった連載記事です。
まずはノイズを4つの種類に大別しました。
4つのノイズの内、空中から飛来するノイズとその対策について
機器自身が発するノイズとその対策について
機器の一部としてLANケーブルの種類や構造、その取り扱いについて
ネットワークの中でやり取りされる通信とその対策について
LANケーブルを伝わってくる電気的なノイズとその対策について
以上第一部として、6回にわたり連載をしました。皆さんの環境にどれが最適な対策かはわかりませんが、少なくとも連載に書かれている内容のほとんどは私の環境で実践されている内容です。
第1回から第4回までは、ネットワークオーディオの黎明期に以前某コミュニティで書いた機器の選定基準の日記の内容をより詳しくしたもので、すでにその内容の一部を実践されている方も多いと思います。
今ではその記事にも書いてあった、ネットワークオーディオ用のLANケーブルにSTPケーブルが採用されたり、業務用のスイッチングハブが採用されたりと、ケーブルや機器で音が変わるということも良く知られるようになりましたが、その記事も少しはそのお役に立ったかなと勝手に思っています。
今回、第5回、第6回は初めて書き下ろしたものです。ネットワークの技術的な入り口に少しだけ踏み込んで書いた内容ですが、この内容がいずれまた少しずつ拡がって、少しでも皆様のネットワークオーディオの音を心地良くし、この内容が応用されて新しい製品として世に出て行けばいいなと思っています。特に光メディアコンバータは、普通の人には扱いにくいので、カスタマイズされて扱いやすいオーディオ専用機が出たら嬉しいです。
第二部はもう少し具体的にどう構築するかについて書いてみようかと思案中です。
Her-
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