シアタールーム用ネットワークの分離方法
前回の記事で、シアタールームのネットワークを本来のネットワークから分離する方法をいろいろ検討し、以下の方法を洗い出しました。※本稿ではL2スイッチを慣用名のスイッチングハブと記述します。
(1)物理的に切り離す
実現は簡単ですが、利便性が大きく落ちデメリットが大きすぎるので不採用です。
(2)VLANを使って分割する
機器がそろえば実現できそうですが、シアタールームだけを丸ごと分離するので、VLANを使う意味がありません。
(3)インターネット接続用ルータでシンプルに分割する
ギガビットの速度を維持しようとすると機器の追加費用が高くつきますが実現可能です。最も通信の重複が少なくできればこれにしたいくらいですが、手持ちの機器では速度が足りません。
(4)ルータを多段化して分割する
NATの設定はいたずらにルータの負荷をあげるだけなので使いたくありませんが、ローカルルータモードの設定が可能なら実現は可能です。
選択した実験環境
手持ちの機器と、実験環境であること、実現可能な選択肢をいろいろ検討した結果(4)のローカルルータモード案で行くことにしました。
従来からの変更点は以下のような形になります。
ネットワーク構成の変更点
従来はインターネット接続用ルータから、Cisco SG100-16-JP V2を経由し、Allied-telesis CentreCOM GS908XLでシアタールームのネットワークへ入り、ネットワークオーディオ専用のPlanex FX-08Miniへと接続していました。
現状使える機器でギガビット対応のルータに空きはありません。インターネット接続用ルータをTP-LINK Archer C7 AP1750へ交換してしまえば、NEC Aterm WR9500Nを使用することは可能ですが、切り替えはまだしていませんし、実験環境なので改善が見られたら切り替えてもいいですしね。
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