ストリーミング配信とネットワーク
今後、音楽ストリーミング配信サービスを利用する上で、重要性が増すのがネットワーク環境です。
私はネットワークエンジニアとして仕事をしていたので、こういった配信サービスの構造は何となくわかりますが、サービス提供会社が提供する音楽データは、通常データセンタ内にあるサーバーの中に格納されています。
そこからルータやスイッチ(スイッチングハブ)を何台も経由して家庭用のLANへ入り、さらにルータやスイッチングハブを経由して、対応デバイスで再生されます。
このルータやスイッチングハブを経由する過程で、データは分割され、信号の復元と増幅を繰り返すため、録音やマスタリングエンジニアの世界で言われる音源の鮮度のような問題や、リッピングで言われるようなドライブによる差異、NASやサーバにおける保存環境の差異の影響は感じ取りにくくなっていくことでしょう。
しかし、ネットワークに接続している以上、パソコンや周辺機器からのノイズの影響は避けられません。例え無線LANを使っていても電波による影響は受けるでしょうし、有線であれば直接的に影響を受けることでしょう。
私もその影響は身をもって体験していますし、そのノイズを低減するために何度も実験を繰り返しています。
また、光メディアコンバータの貸し出しを希望された読者の方からも、アイソレーションによって音質を改善できたと言う嬉しいメッセージもいただきました。
音楽ストリーミング再生が、オーディオの世界に入り込んでくれば、オーディオはネットワークやインターネットとの接続を拒否できなくなり、これまで以上にネットワークとオーディオの関係は密接になっていくことになるでしょうから、私も情報発信を拡大していきたいと思っています。
私も音楽ストリーミング配信環境はいずれ導入しなくてはいけないと思っていますので、そう遠くない未来に実現することになるかもしれません。
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