少し工夫をして3mに戻す
というわけで、光ファイバーケーブルを従来の3mに戻すことにします。
これまではケーブルが曲率半径を超えて曲がらないように、伸ばした状態で使っていましたが、ケーブル長に余裕があるので、ラック裏に向けて1回だけ巻きサンシャイン 薄型制振シートABA B-50の上に設置しました。
これなら前から眺めても目に入りません。
オーディオとネットワークの定石の両立は難しい
今回はケーブルの長さというささやかな問題が、大きなストレスを生んだというお話でした。オーディオではケーブルは短い方がいいという定石のようなものがあって、ついついそのセオリーに従ってケーブルを選びがちですが、ネットワークに関していえばそういった常識には収まらないことが多々あります。
扱う信号の周波数が桁違いということもあり、例えばLANケーブルのSTPとUTPの選び方もそうですし、オーディオではアースはアースループが起こるのを嫌って1点アースとすることが常識になっていますが、STPを使用するネットワークにおけるアースはそれとは異なります。
一般家庭における人体の感電防止と漏電による火災防止のための「保安用接地」とは異なり、ネットワーク機器を安定的に動作させるためには「機能用接地」を各機器で行うことが必要です。
オーディオ機器とネットワーク機器では接地に対する思想が異なり、その2つを融合して考えなくてはいけないネットワークオーディオはそれぞれの環境で同じ対策を行っても、音の良し悪しという結果が変わってしまうということもあって、非常に難しいものですね。
幸いケーブルの長さを3mに戻して、ずっとイライラしていた音も落ち着きを取り戻してくれました。
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