シアター系は未完成
シアター系の機材も4K/HDRに対応しようといろいろ導入されていて、AVプリアンプMarantz AV8805や4K UrtraHD Blu-rayプレーヤーPanasonic DP-UB9000などハイエンド機に交換されていますが、肝心のプロジェクタだけ古いフルHD以下のプロジェクタとなっています。
これはJVCの新型プロジェクタを導入するために、以前使っていたVPL-VW1100ESを売り払ってしまいましたが、発売延期された影響でこの状態になっているようです。
いずれJVC DLA-V7かJVC DLA-V9Rが鎮座することになると思いますが、802D3が導入されスピーカー間隔が狭まったことから、ひょっとしたら液晶テレビか有機ELテレビが導入される可能性もありそうです。我が家のSONY BRAVIA Z9Dをみたことが心を揺らがせているようです。
Roon Nucleus+も導入されていて、ネットワークオーディオに関しては何でもできるという感じではないでしょうか。
壁には、所狭しとKRYNA AztecaやYAMAHA ACP-2などが設置されているのは前回同様ですが、天井を見上げるとQRD SkylineやVicoustic Multifuser DC2など拡散パネルが設置されていたり、相当802D3の音作りに苦慮されているのがわかります。
その他にも変わったところはあるかもしれませんが、とにかく電源環境は複雑極まりないですし、いろいろな機器がひしめいていて、細かく確認することはできませんでした。
メリハリに欠ける音像
以前の803 Diamond時代の音のイメージは、LINNのスペース・オプティマイゼーションの影響もあって、スピーカー後方に展開する音場で、高音はきつめの切れのある音に、低音は膨張せずに締まった音で、音像がハッキリしていたと思います。
802D3に変わった音を聞かせていただくと、いろいろ悩まれているとは聞いていましたが、確かに音が飽和してしまっていて、音像が不鮮明になっている印象を受けます。これがご本人が「音が悪くなっている」と言った意味かと納得…。
ポテンシャルを感じさせる音はしていますが、まだ802D3のDiamondトゥイーターがまだ本領を発揮しているようには感じられません。802D3のポテンシャルはこんなものではないはずです。(とはいうものの悪い音がしているわけではありませんので悪しからず…。)
スピーカー自体の空気を押し出す量が大きくなって、特に低音の量を部屋の吸音が足りず処理しきれていないのかな?とも思いましたが、定在波とか部屋の共振とは異なるように思えました。この後に起こった出来事から振り返ると、原因は足元にあったのかなと推察します。(後述します。)
10分ほど聞かせていただきましたが、早々に試聴は中断することになりました。802D3のポテンシャルを開放するために、ここから2時間くらいかけて、ある作業をすることになりました。そうこれこそHarubaruさんがいらした理由といってもいいでしょう。
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