特長
- NSIT-200Qは大容量トランスを電気的に4分割
- 高規格の絶縁材、線材、部品の採用により長時間(2万時間)の連続運転(常時通電)が可能
- 適切な構造設計と使用素材によって振動に強く音質・画質的に優れた構造
- 交流出力は各出力毎に構成の小型ブレーカを採用し、音質・画質面へ配慮と誤った負荷接続時の対応済み
- コアに継ぎ目や空隙のない唸り音の出ない特注Rコアを採用
仕様
仕様は以下の一覧表の通りです。
型番 | NSIT-200Q |
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希望小売価格 | 141,943円(税込) |
商品名 | アイソレーション・トランス |
外形寸法 | 120(W)×225(H)×360(D)/mm |
重量 | 約12.5 kg |
付属品 | 電源ケーブル |
入力電圧 | 100V/200V 50/60Hz※入力電圧はご注文の際にご指定ください |
入力インレット | IEC3P |
出力電圧 | 交流 100V(定格容量の60%負荷時) |
出力コンセント | 交流 接地形2P 15A 125V(端子は銅合金メッキ無) |
定格容量 | 最大800VAスイッチ切り替えにより定格容量は5種類の切替が可能 |
出力容量 | スイッチ切換で以下の組み合せが可能 ・800VA(1系統) ・600VA(1系統)+200VA(1系統) ・400VA(2系統) ・400VA(1系統)+200VA(2系統) ・200VA(4系統) |
今回、譲り受けるのはもちろん100V仕様の物です。我が家には200Vで使うことができる壁コンセントはエアコン向けくらいしかありませんからね。サイズ(幅)は一般的なオーディオ機器のハーフサイズといったところです。
アイソレーション・トランスというと、大型で発熱も大きく、常時起動しておくのは怖いですが、特注Rコアの採用で、漏洩磁束が少ないため他の機器への影響が小さく、唸りが少なく、瞬発力のある電力供給、低発熱による長時間駆動の実現しているというのですから、イメージを覆されます。
また各コンセントの出力容量をスイッチの切り替えによって変更することができ、5つのパターンで各コンセントをアイソレートして使用することができるのも、この機種ならではの仕組みになっています。
5つのパターンから最適なものを検討
我が家のオーディオルームには以下の機器が動作しています。
- プリメインアンプ:DENON PMA-SX1 ※消費電力275W
- SACD/CDプレーヤー:DENON DCD-SA11 ※消費電力22W
- ネットワークオーディオプレーヤー:LUMIN X1 ※消費電力20W
- NAS:DELA HA-N1AH40-BK相当 ※消費電力60W
- 光メディアコンバータ:TP-LINK MC220L ※消費電力3.95W
この内DELAと光メディアコンバータは、オーディオ機器とは別の壁コンセントや電源タップから供給しているので除外するとして、残り3機種を動作させることを考えます。定格容量(VA)と消費電力(W)には以下のような指標が中村製作所から提示されています。
- 定格容量(VA)=0.75×消費電力(W)
消費電力の高いPMA-SX1を動作させるには、275W/0.75=367VAが必要となりますから、プレーヤー2台を動作させることを考えれば5つのパターンの中から「400VA(1系統)+200VA(2系統)」を使うとちょうど良さそうです。
PMA-SX1を壁コンセント直結とするのであれば、残りの上流機器4台を「200VA(4系統)」で使用することも可能です。こういう切り替えができるのは非常に便利ですよね。
中村製作所の製品は、貸し出しには応じているようなので貸し出し試聴は可能ですが、購入するとなると直販かオーディオショップ経由でしか手に入りません。仕入れ値が高いらしく、新品はあまり値引きもされない商品です。中古品でも結構な価格がしますのでなかなか手の出しづらいものなんですよね。
実際届いたら上記のシミュレーションどおり試してみたいと思います。
Her-
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