2024/10/19不定期ですが更新を再開します

シアタールーム回顧録~AVプリアンプ DENON AVP-A1HD(2008/1~2016/12)

DENON

DLNAの試行錯誤~ネットワークオーディオの原点~

このAVP-A1HDという機種は、DLNAに対応し始めた最初の世代のAVアンプといっていいでしょう。このAVP-A1HD/POA-A1HDが発売される数年前から、LINNがネットワークオーディオプレーヤーDSシリーズを発表し、ネットワークオーディオのパイオニアとして不動の地位を確立した時期です。

そのネットワークオーディオプレーヤーというのは、2000年頃からmp3やwmaといった不可逆音声フォーマットでネットワーク再生をスタートに、以前ご紹介したIODATA AVeL LinkPlayer AVLP2/Gで実現していた動画再生環境を高音質なロスレスオーディオに特化したもので、すでにネットワーク再生の環境がある程度整っていた私の興味を強くひきました。

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そしてAVP-A1HDに搭載されていたDLNAの機能を使って、DSシリーズのようなことができないか、試行錯誤し始めたのが、ネットワークオーディオへの一歩でした。

ホームシアター ネットワークオーディオ DLNA DENON AVP-A1HD iPod touch Buffalo Linkstation LS-CH1.5TL ネットワーク スイッチ ハブ LANケーブル PlugPlayer SCEI Playstaiton3 Corega CG-SW08GTLX

AVP-A1HDにはDLNAのプレーヤーとしての機能はありましたが、コントローラの機能はリモコンかWEBベースの操作しか手段がなく、リモコンによる操作は本体の小さな表示ディスプレイか、液晶ディスプレイが必要で表示される情報が少なく、動作も緩慢でとても使い物にはならなりませんでした。

またWEBベースのブラウザからの操作も、リアルタイムに情報が反映されず、いちいち再読み込みが必要な使い勝手の悪い物だったので、現在のタブレットで操作するような快適さからは程遠い物でした。

また当時のサーバーアプリケーションはPlaystation3向けのフリーソフトでPS3 Media Serverというアプリケーションを使っており、このPS3 Media ServerはFLACを直接再生できず、PS3 Media Server側で自動的にWAVファイルへ変換してしまうので、せっかくのタグ情報が役に立たない状態でした。この時点での操作性は圧倒的にPlaystation3の方がよかったです。

ネットワークオーディオ環境の本格的な構築

ここでいくつかテコ入れをしていきます。まずはサーバーアプリケーションです。FLACの直接再生に対応したTwonkyMedia(現:Twonkey Server)を搭載したNAS Buffalo Linkstation LS-CH1.5TLの導入です。

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シアタールーム回顧録~Buffalo LS-CH1.5TL(2010/4~2013/8)とiPod touch(2010/4~)
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音楽の再生に関してはアルバムアートの表示はもちろん、楽曲の情報も表示されましたし、その後TwonkyMediaが定番になっていくのも当然といえる出来でした。

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