プリアンプ攻防戦
2019年7月に拙宅で行われたオフ会の際に涼しくなったら伺う約束をしていたNi邸へ12月になってお邪魔することになりました。前編ではシステムのご紹介だけで終わってしまいましたが、いずれも定価160万円(税別)のMonitor Audio Plutinum PL-300 IIとマニア垂涎のターンテーブルTechnics SL1000R、それに50万円超のフォノイコライザーSOULNOTE E-2という贅沢なシステムです。
電源環境については、アイソレーション・トランス 出水電器 CT-0.2を複数台、クリーン電源PS Audio PerfectWave Power Plant 5を投入するなどかなり力の入った環境で、築年数の経過したマンションとしては歪み率1.7%THDという、比較的良い環境であることがわかります。
第二部となる本稿では、電源環境の計測と試聴を行った様子を綴っていきます。
電源環境のノイズ測定
まずは、各壁コンセントや電源タップからGreenwave Broadband EMI Meterを使ってノイズ計測を行っていきました。
エアコン向け
オーディオ機器の上にあるエアコン用の壁コンセントです。この日は日中は暖かくエアコンは入っていなかったと思いますが100mvを切っています。
2桁はGreenwaveの推奨値であり良好な数値です。
コメント
音がストレートに出来なくて、低音がドンッとこずにどーんとくる、高音が伸び切らない、何かに抑え込まれているような印象を受けます。
→なるほど、これを解決案は電源工事&バランス伝送化ですかね?
青フォレさん、コメントありがとうございます。
バランス伝送化もプリアンプやパワーアンプの買い替えの際に考慮する点ではありますが、第三部のとおり電源の質の問題は大きいようです。
まさかいいと思っていたものが悪さをしていたので、正直この結末はショックでしたね。