DELAの移設
現在、オーディオルームのネットワークオーディオ環境は、オーディオルームの情報コンセントを使ってネットワークに接続しています。その情報コンセントから光メディアコンバータTP-LINK MC220Lを経由して光ファイバーケーブルで直接LUMIN X1に接続しています。
情報コンセントの上流は壁内配線(Cat.6)を通り、Cisco製スイッチングハブSG100-16-JP V2に接続されていて、NASは同じスイッチングハブにQNAP TS-119が接続されていて、非常にシンプルな構造になっています。
ネットワークオーディオ用のNASは、本来シアタールームにあるメルコシンクレッツ DELAモニター試聴機を使いたいところですが、オーディオルームに導入するにあたって、どういう構成にするのかが決まっていないため、暫定の構成ということになります。
DELAのオーディオルーム導入を考える
家中の通信が集中するコアスイッチであるSG100-16-JP V2は、接続されている機器数も多く負荷がかかるためノイズの量も多いといえます。そしてそのノイズがSG100-16-JP V2に直接接続されているTS-119やX1用の光メディアコンバータMC220Lに流れ込む懸念があります。
ネットワークの仕組みから考えると、スイッチングハブは各ポートに接続された機器に関係のある通信しか流しません。この仕組みを利用してネットワークオーディオ用に1つスイッチングハブを挟んでNASやプレーヤーを接続してやると、直接接続するよりは不要通信のカットに繋がり、直接接続しているスイッチングハブの負荷が下がりノイズ量も減るというメリットがあります。
しかし、DELAをオーディオルームに移動するとしても、オーディオルームにはスイッチングハブがないため、ネットワークへの接続には少し工夫が必要です。
(1)X1を前提とした理想形
LUMIN X1という唯一無二の光ファイバー直結が可能なネットワークオーディオプレーヤーを導入したことを前提として考えれば、オーディオルームに置くスイッチングハブと、上流スイッチングハブ、NAS、X1の全てが光ファイバーで直接接続できるのが理想です。
SFP対応SW─(光ファイバー)─上流SW
│└(光ファイバー)─SFP対応NAS
└(光ファイバー)─X1
※SW…スイッチングハブ
さすがにSOtM sNH-10Gでもポートが足りないので実現できません。市販されているスイッチングハブでも賢いタイプのスイッチングハブであれば、SFP端子を搭載しているものはありますが高価です。
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