X1のSFP(OPTICAL NETWORK)端子にminiGBICを取り付け、sNH-10Gとの接続を光ファイバーに変更します。
X1に接続されていたLANケーブルは当然抜いておきます。
ネットワーク構成図
下の図が全体を示したものになりますが、sNH-10Gまでは通常のLANに接続したスイッチングハブと接続は同じですが、sNH-10GとX1の間のみ光ファイバーで接続されることになります。これでプレーヤーに入るLAN上の電気的ノイズは除去された状態を作ることができます。
個人的にはこの接続こそが、X1が他のプレーヤーに対して有している絶対的優位性だと考えていますが、実際に出てくる音はどのくらい変わるのかは聴いてみないとわかりません。
LUMIN X1単体の実力を知る~ネットワークオーディオの理想形
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X1のポテンシャルを引き出すという意味では、自分自身がネットワークオーディオ用に業務用機器を使って作ったネットワークに接続して聴いたX1の音が1つの指標、比較対象になります。
専用ネットワークを超える
sNH-10GとX1の間を光ファイバーで接続したときの音は、高音は切れ味のよく伸びやかで、同居する優しい余韻が長く、奥行き感のある空間に充満し、ネットワークオーディオに付きまといがちな刺々しさといったものがほとんど感じられません。
芯のしっかりした基音を、倍音が軽やかに幾重にも重なり、ベルベッドのような柔らかで上品な耳触りにうっとりするほど心地よく包み込んでいきます。
スピーカーやアンプなどの構成の違いはありますが、この時点で専用ネットワーク上で再生したX1の音を上回る音が出てきているといっていいでしょう。
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