接続構成について
まず光メディアコンバータMC220LとSOtM SNH-10Gの電源を落とした状態で、miniGBICを挿し込み、シングルモード 9/125 μm対応の両端がLCコネクタになっている光ファイバーケーブルを接続します。
情報コンセントに接続したLANケーブルをMC220Lで受けます。sNH-10Gに挿し込んだ光ファイバーケーブルをMC220Lに挿し込んだminiGBICと接続します。
sNH-10GからX1までは従来通り通常のLANケーブルで接続します。
上流ノイズを遮断すると…
上流にあるCiscoのスイッチングハブは、家中の通信が集中している場所であり、当然接続されたLANケーブルも蜘蛛の巣のように家の中に張り巡らされています。このLANケーブルの網はアンテナとなって不要な電波やノイズをキャッチしスイッチングハブへと流れてきます。
光メディアコンバータによって一度光信号に変換し、再びsNH-10Gで電気信号に戻してX1へデータを送信することで、上流から流れ込むノイズをカットした結果、表層に現れていたノイズの影響による刺々しさなどの刺激が抑えられ、まろやかで柔らかな音が放射状に広がり、空間全体を優しく包み込んでくれます。
このノイズはLANケーブルを伝って、sNH-10G、X1にも流れ込み、その音に影響を与えていますが、光メディアコンバータによって、電気的な隔離を行ったことにより、sNH-10GとX1はそのノイズの影響を受けずにデータのみを受信して再生することができるため、音質に大きく寄与しています。
光ファイバー直結再生可能なプレーヤーがあれば…
今回はsNH-10Gというオーディオ向けのスイッチングハブを使うことができたのでより大きな効果を得られますが、一般的な業務用の光メディアコンバータでもその対策は可能です。光ファイバーケーブルを使った際のネットワークオーディオの音は非常にクリアなので、一度聴いたらその効果を実感いただけると思います。
ここまでは、LAN上のデジタル信号を、電気信号から光信号に変換することによって上流から流れ込むノイズをカットするという方法でその効果を確認してみましたが、X1はSFP端子を備えているユニークなプレーヤーです。
外部からプレーヤーに流れ込む電気的なノイズを一切排除し、光信号を直接受けた場合、どのように音に影響を与えるのか視聴してみたいと思います。
Her-
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