金属固有の音を消す
先日、TOMOCA R-08というショートピンをテストしてみましたが、ショートをして回路を閉じたことによる一定の効果はあるものの、全体としては音の硬さやささくれ感が悪化したような印象を受けました。
回路をショートすること自体には効果がありそうなので、素材などを吟味したショートピンなら、改善が見込めそうですが、ショートピンの欠点である金属の固有の音を消す良いアクセサリは多くありません。
Acoustic Revive ショートピン/防振キャップ
金属を使うことを前提とするならば、金属固有の音を消すにはその振動を吸収するか、共振を起こさないように複合材料とするか、になりますが、そういう発想をもって作られたショートピンが私の知る範囲ではAcoustic Reviveのショートピンくらいしか見当たりません。
Acoustic Reviveのホームページ(“http://acousticrevive.jp/”)から、詳細な情報を引用してみます。
- SIP-8Q(RCA入力端子専用ショートピン) ¥15,800(税抜)(8個 1組)
- BSIP-2Q(XLR入力端子専用ショートピン) ¥10,800(税抜)(2個 1組)
- IP-2Q(RCA出力端子用防振プラグ) ¥5,800(税別)(2個 1組)
オーティオ機器の空きアナログ入力端子、デジタル入力端子はアンテナとなってノイズの混入源となっており、空き端子から混入したノイズは機器の回路動作を不安定にし著しい音質劣化を起こします。
空き入力端子にショートピンやショートプラグを装着することによりノイズ混入を防止し、機器の動作か安定しS/N比や音像定位の向上、歪みや混濁感の減少なと劇的なクオリティUPを実現します。
更に黄銅+2017S航空レベルアルミ合金+特殊制振材の優れた制振構造により、機器の端子板の補強・制振効果も発揮し、更に音質を向上させる事か可能てす。他のショートピンや保護キャップのような固有のキャラクターや付帯音の発生も一切ありません。
機器の使用していない、空いているRCA出力端子用の防振フラクは、センターピンには導通性の無い素材を使用した入力端子用ショートピンと同様シュラルミンと真鍮によるハイブリッド構造に天然水晶または特殊制振材にて抜群の振動抑制効果を発揮します。
原理・構造
機器の空いているアナログやデジタルの入力端子は、ノイズの混入元となっています。端子がアンテナになってノイズが侵入し、S/Nや音質を著しく劣化させているのです。入力端子をショートさせる事で、ノイズの混入を防ぐだけでなく、機器内の動作が安定し、音質向上に繋がります。
また、機器の入力端子は薄い板厚のものが多く、強度的に振動の影響を受けやすいのです。ショートピンに高比重、高剛性の素材を使用すれば、端子付近の補強による振動抑制効果で音質を大きく向上させる事が可能です。
振動抑制効果に優れた素材と加工技術を採用
SIP-8FやBSIP-2Fの素材には、振動抑制効果を高めるため、真鍮と2017航空レベルアルミ合金を組み合わせて採用しました。
これにより端子を強固に補強し、優れた振動抑制効果を発揮します。また、超高精度加工によりガタを排除して、制振性を高めています。付属の天然クオーツレゾネーターQR-8を貼る事で更に振動抑制効果が高まります。
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