また、一体型光メディアコンバータを使うにしてもマルチモードで動作するものの方が安価ですし、ケーブルもSCコネクタになってしまいます。
特にオーディオ用途で販売されているものは、SFPモジュールを別途挿入するLCコネクタタイプが多いので、SCコネクタが必要な一体型を導入してしまうと、後日オーディオ向けの光メディアコンバータを導入する際に転用できないのがネックです。
SFPモジュールのボディ
シングルモードかマルチモードかという違いよりも、SFPモジュールのボディの剛性ははるかに音に大きな影響を与えます。下手をするとメディアコンバータ本体よりも影響は大きいかもしれません。これはSFPモジュールのボディが振動すると光メディアコンバータとの接点に振動が伝わり、光信号と電気信号を変換する際にノイズが発生するために音が劣化するものと推測します。
SFPモジュールのボディは、光沢のある板状の素材と、表面がざらざらとした塊上の素材が使われています。光沢のある板状の素材は光メディアコンバータ本体との間の固定のために、ばね性の高い素材になっていますが、薄い板なのでこの素材は振動しやすいのです。
私が音がよいと感じるSFPモジュールは、この光沢のある素材が少なく、ざらざらとした素材の割合が大きい方で、音がよいと感じるものほど叩いた時に硬質で低い音になる傾向があります。
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