CDプレーヤーDCD-SX1
じゃあもう1つ外してみようと、今度はDCD-SX1に使っているアイソレーション・トランスを取り外して直接電源タップに変更します。
あれれ?これまたさらに空間の広がりが良くなり、どこか抑え込まれていた高音が伸び、低音が締まって存在感のある質感に変わります。「ひょっとしてプリアンプは冤罪?」と思い始めました。ここでレコード再生へシフトしてもやはり先ほどとは異なり、ぐっと音の存在感が増しています。
フォノイコライザー E-2
じゃあもう1つ、ということで最後に残っていたフォノイコライザー E-2もアイソレーショントランスを取り外すことに…。
これまた1枚ベールがはがれ、さっきまでのモヤモヤ感は何だったのかというくらい、高低のレンジが伸びて、より音の粒子が細かくなり空間が広がって、
「思ったよりプリアンプ悪くないじゃん!」
システム内でP-3000Rが実力がネックになっているというのはあるにしても、その実力を押さえ込んでいたのは電源だったのかと…。P-3000Rにかかっていた容疑が一部が晴れました…。
電源のどこかにネックがあるのか?
アイソレーショントランスの容量のせいで瞬間的な出力の増加の足枷になっているのかもしれませんし、アイソレーショントランスに使われていた単純に電源ケーブルの質がネックになっていたのかもしれません。
ひょっとしたらトランスの巻き線の精度が良くなのかもしれませんし、細かく切り分けたわけではないのでハッキリこれが悪いとは言い切れませんが、この経験をしてしまうと、よほど価値観を覆される経験でもない限り、我が家に導入することはないでしょうということですね。
拙宅にCT-0.2を持ってきて頂いた時にもあまりいい効果はなく消沈したくらいで、中村製作所 NSIT-200Qを導入するまで、アイソレーション・トランスは我が家に必要ないと思ってましたからね。
アイソレーショントランスは電源環境のノイズを取り除いてくれることは、前述の計測結果からもわかりますが、Ni邸のように電源環境のノイズがさほど多くないのであれば、供給電力に余裕のある壁コンセントの方が変動には強いですし、余計な経路を省いてストレートに接続する方がいいのかもしれませんね。
コメント
アイソレーショントランスの容量のせいで瞬間的な出力の増加の足枷になっているのかもしれませんし、アイソレーショントランスに使われていた単純に電源ケーブルの質がネックになっていたのかもしれません。
→うーん、そうなんだ。
自分の考えは違っててウェルフロートボードが犯人じゃないかなぁと思ってます。
出水電器でエソテリックのCDプレーヤーに給電してましたが中々良かったですよ。
その時、メタル系のインシュレーターが具合が良かったですよ。
(もちろん、柱上トランスからの給電ですよ。)
青フォレさん、コメントありがとうございます。
ご存知のとおり我が家でもアイソレーショントランスの足元にウェルフロートボード他をいくつか試しました。
そのときに経験した足元の差異による変化量に比べても取り外したときの音の改善は何倍も大きなものでした。
音が詰まったように抑圧されるのは足元云々よりCT-0.2の質に原因があるように思えます。