AET HIN AC EVO(1.8m)
こちらは2010年12月に購入した電源ケーブルです。定価:58,320円でした。確かネットワークオーディオプレーヤー用に購入したような記憶がありますが、非常に解像度の高いケーブルという印象でした。
- 導体:国産プレミアムバージン銅(鏡面仕上げ、真空アニール)
- 導体構造:大口径2層SHT(スモールヘリカルチューブ)、4芯平行(独立アースドレイン)、5.5スケア(2,75スケア4芯)
- 絶縁材:カドミウムフリー、フロロポリマー
- シールド:アルミニウム合金リボン
- 被服:鉛フリー難燃素材(Rhos指令対応)
- プラグ:PSE-018HR、PSE-320HR
いずれも私は購入以来ずっと愛用してきた電源ケーブルですが、先日主要機器の電源ケーブルを単線化した際に、取り外したものです。
どちらもNRG-X3の価格の何倍もするケーブルですが、使っていない理由があります。
- ケーブルの長さが長すぎる
- ケーブルが硬く取り回しが悪い
- より線である
AudioQuest NRG-X3もより線ですが、他に余っている単線電源ケーブルもありませんでしたし、NRG-X3は柔らかく取り回しもいいので、最短で接続できるNRG-X3を使ってきましたが、どうも物足りません。
AET HIN AC EVOを試す
AET HIN AC EVOは私のケーブルのお気に入りの1本として長く使ってきましたので、これを今回使ってみようと思います。タップに接続するとだいぶ持て余した感じになりますが、とりあえずそこには目を瞑ります。
試聴システムと試聴曲
試聴するシステムの概要は回前々回の記事にも書きましたので、省略しますが興味がある方は前回の記事をご覧ください。
試聴曲
試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。
image ※FLAC 44.1kHz/16bit
Boyz II Men – Evolution ※FLAC 44.1kHz/16bit
Diana Krall – When I Look in Your Eyes ※FLAC 96kHz/24bit
AET HIN AC EVOに変えた音の印象
AET HIN AC EVOを使うとAudioQuest NRG-X3に比べて、解像感や静けさが大きく向上して、会場に響く余韻が細やかに、伸びやかに拡がります。エアボリュームというか空間が大きく広がったような印象を受ける一方で、低音はさらにゴリッとした強い音になり、やはりどうしても音に硬質な感じが残ります。
このレベルの電源ケーブルであっても硬さはとれません。高解像度型の電源ケーブルでは硬さを取り除くのは難しそうな印象を受けます。FURUTECH Absolute Power-18を使ってもさほど傾向に大きな違いはないし、かといって他に余っているケーブルはありません。
しかたない、稼働中の機器から取り上げるか…。
Her-
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