HDDの振動
DELAモニター評価機は2TBのハードディスクを2台搭載していて、その配置はお互いの振動を打ち消しあうようにハードディスクの向きが反対向きに取り付けられています。
しかしハードディスクは基本的に円盤を回転させる構造上、振動が発生する宿命があります。DELA N1Aのハードディスクはフローティングと入っていますが、金具にマウントされているだけなので、結構な振動が筐体に伝わってしまいます。
オーディオでは何かと問題視される振動ですが、そういう意味ではオーディオとハードディスクは相性が悪いので、振動はできるだけどこかへ逃がしてしまいたいところです。
N1Aの筐体は、足元はTAOC製のハイブリッドインシュレータなので、シャシーの振動はそれなりに逃がせていると思いますが、DELAが起動中に本体を触ると細かく振動しているのがわかります。
どうやら天板が振動しているようです。ハードディスクを搭載した静音パソコンの振動とほぼ同じくらいの振動ですから、金属製の筐体のオーディオ機器としては揺れが大きい方かなと思います。
天板の振動なら
本ブログでは度々登場しますが、SOUNDMAGIC バイブレーションキラー STB-1です。
主に機器の天板の上に、このインシュレータ状のものを設置して、上部のラックの棚板と接続し、天板の振動をラックの棚板へ逃がすために用います。ラックの効果を二重取りできるアイテムです。
構造は非常に単純で、真鍮のインシュレータとスパイク状のパーツをネジの切られたシャフトで接続して、ネジを回して高さを調節できるアイテムで、シャフトも4種類の長さがあるので、様々なスペースに使用可能です。
過去いくつかの機器に使ってきましたが、ラックレイアウト変更時に一部の機器から取り外して余っているものがあったので、今回天板の振動を逃がすために使ってみます。
コメント
蓋の裏側に鉛シールを貼る方が効果的です。
叩くとDENONの高いクラスと似た天板の音がします。
sinnkaiさんコメントありがとうございます。
そうですね、鉛シール貼る方がいいかもしれませんね。
モニター期間が終わったら、鉛シートも検討します。