さらにもう1枚良く聞くCDとして、Eva Cassidy – NIGHTBIRDを試聴してみます。
付属スピーカーのSB-PMX9を含めたSC-PMX9の音はややタイトですが、比較的高解像度でS/N比の高い見通しの良い音がして、当時のハイレゾの良さをわかりやすくしたセットだと思います。
アンプ部そのままにスピーカーだけEntry Siに変更するだけでも、その音に違いは明らかで、全体的に音がふくよかで、Eva Cassidyの広がる声にライブ会場のホール感などが醸し出されます。
普段オーディオ機器の高さに辟易としている家族でもその違いがわかり、このスピーカーの方がいいといっています。
全体を通して
Helicon800をスペックで上回る再生帯域を持つ高音部の艶や切れも、スピーカーの大きさを超えるふくよかな量感も、さすがにミニコンポとのそれとは比較にならないほど良い音です。ごく一般的な価格帯のミニコンポのアンプで動作させてもEntry Siの実力の片鱗は見て取れます。
ただ、このミニコンポでは少々重たく感じる部分もあり、付属のスピーカーに比べて少し音量を上げてやらないと、音量がやや小さく聞こえる感じもあり、それなりのアンプをつかってやらなくてはEntry Siの実力を引き出しきれないかなという感じもします。
セッティングもろくにしていない仮環境ですから、もっと余裕を持って慣らすことが出来る環境であれば、きっと朗々と鳴ってくれるであろう期待感が持てるスピーカーですね。
実際、アンプをどうするかは非常に悩ましい問題でもあります。以前一時引き取ったDENON PMA-2000AEが手元に残っていたら、それを使うところですが、引き取っていただいたのでもうありません。
アンプを合わせる際には、自分の考える音が先にあって、逸れに合わせてアンプを選ぶという方法もありますが、今回はあまり頭で考えてアンプと決めるのではなく、柔軟に考えて掘り出し物に出会えること、つまりセレンディピティに期待しつつ探すつもりでいます。
Entry Siと同じ年代のプリメインアンプなら、格安で放出されていそうな気もしますし、使い捨てるつもりで、中古品をベースに大手販売店や、オークションなどを物色しつつ気長に探してみることになります。
さてどんなプリメインアンプになるでしょうか。私自身も楽しみです。
Her-
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