企業向けの安価なルータ
このRTX1100は暗号化通信や、優先制御機能、バックアップ回線(ISDN)に切り替える冗長機能を安価な価格で提供してくれる製品として2005年に発売されたものです。
私が現役でネットワークエンジニアとして仕事をしていたときには、Internet-VPNといわれるインターネット上の暗号化通信を行うことによって、各企業に安価な回線を使った拠点間通信と冗長機能を提供する機種として提供するため、導入前試験から実際の導入まで行い、その後数千台設定していた記憶があり懐かしい機種でもあります。
100Mbpsという古い仕様
RTX1100は、上記のネットワークを構築するために2016年7月に導入していますが、2005年2月発売ということもあり、仕様も古くEthernetの各インターフェースの速度が100Mbps以下(10BASE-T/100BASE-TX)に限定されているのです。
我が家は2006年に建築した家ですが、壁内配線もCat.6 UTPケーブルが敷設されています。
各部屋へもCisco SG100-16-JPという業務用のギガビットスイッチを核として分配されており、1Gbpsで接続できるようになっていますので、RTX1100はボトルネックとなっています。
実際使っていて、ネットワークオーディオにおけるハイレゾ再生はもちろん、VODサービスによる動画再生であっても、インターネット接続が必要がゲームであっても、速度は100Mbpsあれば十分ですが、NASへの音源のコピーやバックアップなどの移動などを行うときにどうしても速度的に厳しいというところがあります。
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