上期総括
こうして上期の散財や出来事を振り返ってみると、「アフターケア」と「縁」という2つの大切なものが見えてきます。
故障は仕方ないが、アフターケアが大切
昨年購入したときから悩まされていたSONY BRAVIA KJ-75X9400Cの不具合は、パネルコントロール基板の不具合と、Android OSの仕様によるところが大きいのではないかと個人的には思っています。
それは交換によって解消しましたし、対応してくれた人たちは皆さん真摯でした。ですが新規販売用の在庫があるにもかかわらず、交換が必要なユーザーへ回ってこないという体制、それを良しとするSONYの企業体質には不満を覚えます。
機器が故障することは、ある一定確率で必ず起こることなので仕方ない部分はありますし、それ自体を怒ったりすることはありませんが、故障というマイナスの事象から始まるアフターケアというのは迅速かつ丁寧に、失った信頼を取り戻す以上のことをするつもりでいないと遺恨が残るものです。
対照的なAcoustic Reviveの対応
逆に対応の良かったAcoustic Reviveの場合は、その後たくさんアクセサリを試聴させていただき、たくさんレビュー記事も書きましたし、その試聴結果が良かったこともあり、大量の購入に至っています。アフターケアがよければその後のリピート購入にもつながる良い例といえるでしょう。
中小企業と大企業では、その対応に関わる人が増えるので大企業の対応が遅くなるのはわかりますが、今回のSONYの保守の問題は縦割り構造によって、必要な機材が保守に回ってこなかったことにあるのだと思っています。
逆にAcoustic Reviveのように中小企業であることで、トップダウンによる判断で即決定するため、こういった問題にも迅速対応できるのでしょう。タイプの違う2つの企業で明暗がはっきり分かれました。今後の購入商品の選定にはどうしたってこの故障時の対応の件は常に頭にちらつくでしょう。
最近のSONYはまたいい製品を出すようになってきたと思うので、今回の件は非常に残念に感じます。保守の方針が改善されることを願います。
必要なことが目の前に降ってくる感覚
目の前で「困ったこと」や「実現したいこと」が発生したときに、
どこからともなく解決してくれる何かや人が目の前に現れる。
という偶然や不思議な出来事が都合よく起こったり
あれがなかったら、これは実現していなかった。
という後の展開に大きな影響を及ぼした偶然の出来事って、誰にでも経験があるのではないでしょうか?昨年の振り返りか何かでも書いた気がしますが、セレンディピティといわれる事象です。私はブログを始めてから、上記のようなことが良く起こります。
ネットワークオーディオの場合
以前の記事でも少し書いた気がしますが、例えば、ネットワークオーディオの改善には以下のようなことが起こっています。
- 光メディアコンバータが欲しいな→格安で料品が手に入る
- いいバッテリが見つからないな→バッテリリファレンス電源が借りられる
- どこかに特注でケーブルを作ってくれないかな→作ってもらえる
何でもかんでも思い描けば手に入るというわけではありませんが、ある何かに到達するのに必要な材料や要素などが、進む道を示すように目の前に現れるような感覚で、後から振り返ると「あれがなかったら、これは実現していなかった」なぁと思うような連鎖が起こります。
SACDと4K UrtraHD Blu-rayソフト
他にもDVD-A1UDの処分に関することで、1つの流れから縁が生まれています。
DVD-A1UDは使う機会がどんどん減っていく状況でした。マルチチャンネルSACDプレーヤーとしての代替品が見つからなくて処分を迷っていましたが、欲しいという方が現れたので売却することにしました。
その後代替品に悩んでいると、以前自分が使っていたDVD-A1XVAが知り合いの家で眠っているということが分かり確保することができ、そのついでに引き取ってきたPMA-2000AEの売却が次の4K UrtraHD Blu-rayソフトの購入の打診をいただく縁を運んできました。
欲しいという人に譲った代わりに、要らないものを引き取り、また次の方へ譲る、そして自分の欲しいものが手に入る…、まるでわらしべ長者の一節のような出来事です。(別に長者にはなってないけど。)
テレビの交換は予知されていた?
そして、これも振り返ってみると面白いですが、BRAVIA Z9Dシリーズの発表があって、銀座のソニープラザへ試聴しにいった後のレビュー記事の最後に、あまりにポンコツだったKJ-75X9400Cと「交換してくれると言ったら喜んで交換してもらいます。」なんて冗談半分に書いています。もちろん交換できるとはまったく思っていませんでしたが。
KJ-75X9400Cは毎日のように再起動する不安定さだったので、相当ストレスはありましたし、交換に至るまでの故障対応もスムーズにはいかず厄介な出来事でしたが、ストレスに耐えた結果、KJ-75Z9Dに交換できたのは幸運だったかなと思います。
結果的に見ればキーポイントとなった出来事が、偶然のようにして自然と寄ってきて改善に至るケースが多々ありますし、問題やトラブルが起こった時は、とてもストレスを感じますが、ネガティブに考えずに何かを変える機会が訪れたと考えて、アンテナを高くすると思いもよらないところから、チャンスが巡ってきたりするものですね。
これらの縁が下半期の大きな変更へと連鎖していきます。
Her-
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