音の変化
うーん、我が家のLANはとても汚れているという事実を突きつけられた、とても残念な気分と、テストをした甲斐があったという嬉しい気分が混ざった複雑な気分です。
Let’s Fall In Love Eyes冒頭、最低限の伴奏と彼女の声だけで始まり、彼女が歌い始めると、その歌声がふわっと広がり、その声が歌っている部屋の壁に反響したかすかな音まで聞こえるほど透明感のある音に背筋がゾクッとしました。空間の立体感の描写がとても印象的な変化です。
Time To Say Goodbye (Con Te Partiro)は最初はサラだけ、そのあとボチェッリが歌い、最後はデュエットで歌いあげます。最後は2人ともフルパワーで歌い上げていき、エンディングを迎えます。歌い切った瞬間、収録会場の壁に声が反響して広がり、無音になりますが、この残響音の余韻がとても美しく糸を引き、視聴ポイントの後ろまで広がっているように聞こえます。
しかし、しばらく聞き続けていると、どうも高音がキンキンとした耳障りな付帯音がついているのが気になります。そこで、Marantz NA-11S1に装着していたノイズフィルタACOUSTIC REVIVE RLI1GB-TRIPLE-Cを取り外してみると、耳障りな音は消えました。
これまでの環境でもCDプレーヤで聞くよりもネットワークオーディオプレーヤで聞いた方が音が良いと感じていましたし、大きな不満を抱えていたわけではありません。しかし、LANケーブル上から入ってくるノイズは、プレーヤに影響を与えて、曲の背景にある微細な反響音や余音、倍音成分などをかき消してしまっているように思えます。
機種のアップグレードをしてもこんな変化は経験できないなというほどの変化でした。それと同時に我が家のLANがオーディオに与えていた影響を考えるととても残念な気分になります。
ついでにもうひと手間。
シアタールーム専用からネットワークオーディオ専用へ分離
この後、ネットワークオーディオで中心的存在のMarantz NA-11S1、QNAP TS-119、iPad mini、Planex FX-08Miniのみを192.168.2.0/24に残して、そのほかのシアタールームの機器(KJ-75X9400C、PlayStation 4、PlayStation3、DMR-BZT9000、DMR-BW970)たちはYAMAHA RTX1100の空きポートLAN3を利用して設定を追加し、セグメント「192.168.3.0/24」を新たに作って、完全に分離してしまいました。
これにて実験終了
すでにHDMIケーブルでは光ファイバーケーブルを使った製品が出ているので、同様にオーディオグレードのLANケーブルとして光ファイバーケーブルを使ったものを作ることは可能でしょう。特にエイム電子はもともとネットワーク関連のケーブルに強い会社のはずなので、需要があれば作ると思うんですが、私に伝手があれば作ってほしいと依頼してテストしてみたいものです。
今回の実験では、ノイズフィルタ導入時から自分の中にあったもやもやしていたものが整理できて、とても興味深い実験になりました。整理した話はまた別途記事にしようと思います。
Her-
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