私もFANレスが望ましいと思っていたので使い始めましたが、3.5インチHDDを搭載すると発熱がひどく、夏場はオーバーヒートしてしまって使い物にならないため、その対策として内蔵HDDに低発熱の2.5インチHDD Western Digital WD Blue WD10JPVX(1.0TB)が搭載されています。
これまでは、このHDDの容量でもバックアップ先として機能していましたが、先日のDSD音源の追加に伴い容量不足に陥りました。もう購入してから8年、長い間稼働させてきた機体なのでこのまま引退させることも考えましたが、最近ダイニングでMarantz M-CR611を使い始め、ネットワーク再生を行うようになったことから引退はさせられなくなりました。
理由はDLNAの仕様です。
M-CR611とDELAは接続できない
DELAは通常のパソコンなどが接続されている家庭内LAN(192.168.0.0/24)とは異なるネットワークアドレスグループ(192.168.2.0/24)のIPアドレスが割り当てられており、パソコンのトラフィックがオーディオ再生に影響を与えないようにYAMAHA製の業務用ルータで区切られています。
DLNAガイドラインにおいては、接続は同一ネットワークアドレスグループ内と定められているため、例えばダイニングにあるMarantz M-CR611からDLNAを利用してDELAに接続することはできません。
そこで、ダイニングで使用するMarantz M-CR611などが使用できるように、ネットワークオーディオ向けのNASとして、TS-119を一般家庭内LANのネットワーク再生用に転用しバックアップ機を兼ねて運用しています。
ライブラリに不具合を抱えるRockDiskNext
次に古いのがIODATA 挑戦者 RockDiskNext CL2-005LDです。RockDiskNextについては2TBHDDを搭載していますが、我が家の音源の特殊文字を受け付けてくれないようでライブラリを正常に構築できないので、DLNAサーバーとしての機能は停止しています。通常のデータ保存用のNASとして使用しつつ、音源データのバックアップも兼ねて稼働しています。
2TBに達するまではRockDiskNextにDELAのデータをバックアップすることは可能ですが、2TB以上になった場合は、容量の拡張が必要になります。近いうちにその限界に達することでしょう。
仮に2TBに達したとしても、RockDiskNextについては、最大容量として公式に4TBまでサポートされているので、HDDを容量の大きいものに交換すればバックアップ先として使用することは可能です。試したことはありませんが、9TBくらいまでは認識するという記述をウェブ上では見かけますので、本体が壊れなければしばらく利用は可能でしょう。
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