以上の条件でTS-119とRockDisk for audioから同じ曲を連続して再生していき、TS-119に比べてRockDisk for audioから再生される音がどのような印象になるのかを試聴してみます。
RockDisk for audioの音
「リベルタンゴ」から聞き始めると、TS-119の再生に比べ、聞きなれたチェロの弦の音が力強く、太く聞こえます。「風笛」では透明感の向上が見られ、高音域も伸びていますがややきつさを感じます。「情熱大陸」では打楽器の音が目立ち、全体として音が硬い印象です。
ここで過去にこの傾向を感じたことがあるのを思い出しました。それはLANケーブルAIM SHIELDIO NA1の悪い癖です。私の環境では、AIM SHIELDIO NA1には硬くきつい音になるクセがよくでてしまうので、音楽再生にはあまり使わないようになっていました。今回はこのケーブルしか余っていなかったので、使ったのですがあまり良い結果にはなっていないようです。
LANケーブルの変更
そこで、LANケーブルをTS-119に使っているACOUSTIC REVIVE LAN-1.0PA(1.0m)に変更して聞きなおしてみました。
「リベルタンゴ」のチェロの低音は、従来のTS-119の印象に比べると力強いですが、ケーブル変更前に比べるとやや控えめになります。「風笛」では透明感はあまり変わりませんが、高音が伸びた際の刺々しさが抑えられます。「情熱大陸」でも全体として音の硬さがとれ、ノリがよくなるというか楽しくなります。
足元を調整
もう1点不満が残っているので少し変更を加えます。
暫定で設置した際に使ったカーボンボードですが、表面がつるつるしているので、その下にある強化ガラスのラックとの間の抵抗が不足して、ケーブルの張力で滑って動いてしまっています。そこで足元を変更することにしました。
サンシャイン ABA 超薄型制振シート B-30です。D-RENと同じメーカーから販売されている超薄型制振シートです薄い金属のボードのように見えますが、中にゴムのようなものがサンドされていて、かなり重く足の上に落として角からあたると骨にひびが入ると思います。叩くと金属を叩いた直接音だけでが響く(鳴く)感じがないのが特徴です。プレーヤの下などにもサイズの大きいもの(B-50)を使っています。
このシート、というかボードをTS-119とRockDisk for audioが載っている強化ガラスラックのすぐ上に敷き、その上にRockDisk for audioを載せます。(TS-119は直下にはMISTRAL EVA-Umini)
このボードを敷くことで全体として音の芯の揺らぎのようなものがなくなって安定しますが、まだ音は生気が足りないというか平坦な印象。一つ一つの特性はTS-119よりも、良いという実感はあるのですが、もう少し音楽として楽しい感じを出したい…、ボードが筐体の響きを殺してしまっているのかなぁ。足元や筐体についてしばらく調整を重ねたいと思います。
Her-
↓↓↓関連記事はこの下にあります、引き続きお楽しみください↓↓↓
コメント