データベースの構築がほぼ固まったところで、これらのデータをAV機器で再生する方法を模索し、いよいよパソコンデータとAV機器の融合へと進んでいきます。
パソコンデータとAV機器の融合
当時2003年頃は、まだテレビはブラウン管の時代で、パソコンのモニターとの間には住み分けがあり、接続端子の互換性もありませんでした。パソコンとTVを直接接続することは簡単にはできず、PCのHDD内からMUSIC VIDEOや音楽をザッピングして、テレビで再生するのは簡単ではなく、なかなかいい方法は見つかりませんでした。
Media Wiz
2003年だったと思いますが、このニーズに応えるプレーヤーが出てきます。バーテックス リンク「Media Wiz」という製品でした。
パソコン内のHDDに保存されたデータをLAN経由で再生してテレビに出力できる機器で、今では当たり前の機能ですが、当時この機能は私にとっては待ち望んでいたものでした。ただメーカーに不安があって購入を躊躇してしまいました。
IODATA AVeL Link Plyer AVLP1/DVD
私が「Media Wiz」を知ってから数ヶ月後、2003年の年末に、「IODATA AVeL Link Plyer AVLP1/DVD」発売されました。
このプレーヤーは通常のDVDプレーヤーとしても使えますが、MPEG-1/2、XviD、DivXや
WMA/MP3/AAC/AC3/PCM/OggVorbisなどの様々な動画や音楽データをネットワーク経由で再生でき、接続I/Fもコンポジット、S端子、D4、DVI-Iなど豊富で今のDLNAやネットワークプレーヤーの先駆けとなるものでした。
IODATA AVeL Link Plyer AVLP2/G
国内メーカーの製品で保証や安定性も期待できたことからAVLP1/DVDを導入し、その後さらに後継機でドライブレスのIODATA AVeL Link Plyer AVLP2/Gを導入して、パソコン内のデータをテレビやCD/MDコンポで再生して視聴することができるようになりました。
当時、私自身も全くDLNAの存在すら知りませんでしたが、 AVeL Link PlyerシリーズはDLNAに対応していて、当時のDLNAサーバソフトは、非力なパソコンではそのデータベース構築に時間がかかるのがストレスでした。
代わりにサーバーソフトとして、フリーソフトの「uzu」を導入して使っていました。このソフトはファイルをフォルダに保存すると、読込し直すだけで反映されるところ、ファイル名で表示させることができるところが私のニーズにハマりました。
mp3などはタグ情報が入っているのでいいのですが、音楽PVなどは情報が入っておらずファイル名表示ではないと不便で仕方なかったのです。当時のPCのスペックからしても負荷が小さく
とても使い勝手の良いソフトでした。
このネットワークメディアプレーヤの導入によって、AV機器とPCネットワークの融合した形が私のホームシアターのベースモデルとなったとも言えます。
そしてこの後、パソコン雑誌でプロジェクタのプレゼントに当選して、本格的にオーディオ機器など導入してホームシアターを作りはじめ、ロスレスオーディオ用のライブラリを新しく構築することになります。また次回。
Her-
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