そして調音パネルを構成する基本要素は以下のように書かれています。
調音パネルの基本要素
調音パネルの基本要素は、「音響共鳴管」と「硬い反射面」です。1本の管の片面の一部に開口部を設けて上下に長短2本の共鳴管を作り出すと、2つの周波数で共鳴する音響共鳴管ができます。これをパネル状に連結すると、開口部まわりに硬い反射面が構成されます。
この独自の構造により、反射する音に対して、「開口部」から放射される音と「硬いパネル面」から反射される音が相まって、ほど良い散乱効果を生むと考えられます。また同時に、「開口部」での音のエネルギー消費による遮音効果も得られます。“YAMAHA公式HP(http://jp.yamaha.com/)より引用”
調音パネルのフラットな部分は音を反射しますが、開いているスリットから、音が中へ入り共鳴して、一部は中で吸収され、一部は開口部から散乱して出てきます。これらの反射、吸収、散乱のバランスによって平坦な吸音特性をもち、音を調整する効果を生み出すそうです。
実際に調音パネルを設置してみると前景はこのようになりました。調音パネルの存在感はそれほど感じませんが、見た目より音の方が変化は顕著でで効果があります。
調音パネルの設置による変化
調音パネルを入れる前と比較すると、音の懐が深くなる印象で、音像がはっきりしていながら大きく柔らかで音楽のスケールが大きくなったようなイメージがあります。例えば人の声に温もりを感じられたり、楽器の倍音成分に広がりが出たり、全体的に帯域のバランスが素直になります。
音が低音側に偏ると高音部が濁って繊細さが失われ、音が埋没してしまいます。これがラックを移動する前の音でした。ラックを移動してスペースを確保すると、だいぶ改善され音に余裕ができて柔らかく広がるようになりましたが、帯域バランスはまだ少し中域が不足している印象でした。この調音パネルはそのバランスを改善してくれたと思います。
これは実は先日のオフ会の直前に入れることができたのですが、これがなかったらきっとオフ会のメンバーの印象は大きく変わったことでしょう。間に合ってよかったです。
このラックの入れ替えと調音パネルの追加によって、映画への没入感ももちろんよくなりましたし、久しぶりにゆっくり音楽が聞けるようになってすがすがしい気分です。安く手に入ればリアスピーカーの裏にも入れたいですけど、しばらく余計な調整はしないで、このまま楽しみたいと思います。
機器のボリュームを5db上げて必要になった再調整は、ようやくこれで終わりました。
ただ5db上げたことによってやらなくてはいけないことが1つ残りましたので、また別の記事として書くつもりです。
Her-
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