アライドテレシス CentreCOM GS908XL(2012年12月~)
スイッチングハブをオーディオ機器の一部として考えた時、どう選択すべきなのか、ネットワークエンジニアの知識を生かして考えて選んだのがアライドテレシス CentreCOM GS908XLでした。スイッチングハブによる音質の違いをはっきり認識したのはこの機種ですね。
私がそれを日記として以降、いつの間にかオーディオ用として認識されて行きました(私が広めたのではない)が、このCentreCOM GS908XLがオーディオ用として広まることがなければ、私はこのブログを開設することはなかったかもしれませんね。
某コミュニティで2013年4月に書いた連載日記は重要なターニングポイントになりました。音の良いハブやSTPケーブルをオーディオ用として使うというのは、この頃から急速に広がっていったと思います。
Planex FX-05mini(2013年10月~)
その後、バッテリ駆動をすると音がよくなるという話を聞いて、Planex FX-05miniを導入しました。付属のUSB-DCケーブルを使うことでUSB端子から給電して動作することが出来るので、それを応用して携帯電話用のモバイルバッテリをACアダプタの代わりとして試してみました。
バッテリ駆動時の音の違いは顕著で、内蔵電源やACアダプタ駆動では得られないS/N比の高さ、音の揺らぎのなさには驚きました。
データの破損などはまず発生しない完全性の高いTCP/IP通信のようなデジタル信号でも、電源におけるノイズの影響で音が大きく変化するという事実を目の当たりにして、このバッテリ駆動を境にネットワークオーディオへの取り組みは大きく変化します。振動の抑制やノイズの低減や除去という信号以外の要素に目を向けるようになりました。
それがネットワークオーディオ構築記などへとつながります。
オーディオ専用ネットワーク構築記
オーディオ専用ネットワークの構築 今まで、ネットワークオーディオは家庭内LANの一部として運用されていました。ルータから各部屋へと接続するスイッチングハブを経由して、シアタールームのスイッチングハブに接続。さらにネットワークオーディオ専用の...
ネットワークオーディオをネットワークに接続してはいけない~連載まとめ~
実験を繰り返して ネットワークエンジニアの知識をオーディオに応用して、よりクリアな環境を作ろうと実験を始めたのが発端でした。 その実験結果から得られた結論は、ネットワークオーディオをネットワークへむやみに接続すると音が濁るというものでした。...
コメント
Herさん、こんにちは。
こうやって見てみると色々試してこられた結果行き着いたのがFX-08mなんですね。
実は今ハブを弄って変化を観察してる最中でしたので、この記事はまさにクリティカルでして( ^ω^ )
ハブを変えると音が変わる!と言うのは今では認識されてますが、ではなぜ変わるのでしょう?音のいいハブの条件って?
機器によっての違いを書かれてる方は多くいらっしゃいますが、そこまで突っ込んで書かれてるのまだ見たことがありません。
私はHerさんはこの筋のプロの方と認識しています( ^ω^ )どうかこの謎の解明をしていただきたい!首をなが〜くしてお待ちしてます。
こんにちは、おいけさん。コメントありがとうございます。
ノイズなどに対する私の考え方は「ネットワークオーディオをネットワークに接続してはいけない」の連載でも触れていますが、一応私の中にスイッチングハブを選ぶ基準のようなものはあります。その基準についてはまたどこかで書いてみたいと思いますが、ハブを変えると音が変わる!と言う謎を解明するにはネットワークの知識だけではなく、電子回路やノイズの計測に関する知識がもっと必要だと思うので、私の知識だけでは不足していると感じています。更なる勉強が必要ですね。