カラッとした軽さ
あまり先入観は持たずに聞いたつもりですが、鮮度がよく軽快というのがファーストインプレッションですね。空間の見通しと定位が良く、カラッとすっきりとした空間表現で、湿度の低い冬の空を見上げているような見通しの良さを感じます。
低音は射貫くようなインパクトはありませんが、跳ねるような軽快な感触でテンポが良くリズミカルに聞こえ、中低音が邪魔をしないのでピアノのタッチが小気味よく転がってよく耳に入ってきて、ピアノの高音は鮮やかに聞こえてきます。
乾いているように感じるのは、湿度感が低く色彩感があまりないことが理由だと思います。空間表現が魅力的な反面、熱気が感じられにくいというのが好みに合わない人もいるでしょうね。
対比的なFinisarとPanasonic
Panasonic PN54023Kに戻してみると、音が瑞々しくてカラフルで音の密度が高く、吐息などしっとりと潤いがあり生気が感じられるので、Finisar FTLF1318P2BTLの音とは対比的な音ですね。私の環境においては、Panasonic PN54023Kの方が音楽を聴いていて高揚感があるので、こちらが好みのようです。
Finisarはコストパフォーマンスが良い
傾向の違いもあるので、序列をつけるのはやめようかと思いましたが、今後の話を書くのに必要な気がするので書いておきます。現時点で私の環境では以下のような順です。
10Gtek ASF13-24-10とStarTech.com GLCLXSMRGDSTの間には明らかに差があり、StarTech.com GLCLXSMRGDSTの方が鮮度、情報量が高いんですよね。
Finisar FTLF1318P2BTLも見た目は似ているんですが、上記2つと傾向の違いがあり、前述の通り乾いた空間の広さがあり、定位や空間表現に優れています。
やや湿度がなく色彩感が薄いので、好み次第ではStarTech.com GLCLXSMRGDSTの方がいいという人もいるでしょうね。
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