パソコン向けカテゴリー8LANケーブル
発売予定日が11月上旬に設定されていたELECOMのカテゴリー8対応LANケーブルLD-OCTT/BM10を予約してありましたが、先日届きました。
オーディオ用途ではいくつか発売されていますが、パソコン周辺機器メーカーが販売するカテゴリー8のLANケーブルを見たのはこれが初めてです。
家庭用の主流派まだ1Gbps
まだまだ家庭用は1Gbpsが主流で、10Gbpsもようやく製品が出始めたところですが、我が家の家庭用ネットワークは、2006年に家を建て直した際に、当時まだカテゴリー5eで100Mbpsが主流で1Gbpsの家庭用機器が普及を始めるところでした。
ネットワークの世界は規格の更新が速いので、ネットワークエンジニアとして働いていた私は先取りをして壁内にカテゴリー6のLANケーブルを敷設して、10年先を見据えたつもりでしたが、それから11年で40Gbpsまで対応したカテゴリー8が登場してしまいました。
10Gbpsの普及はまだこれから2~3年かかると思うので、40Gbpsが一般家庭で使われるのはまだ先の話だと思いますが、パソコン周辺機器メーカーから発売されたことで、これから少しずつ対応製品も増えていくことでしょう。
オーディオにカテゴリー8が必要か?
パソコンの世界では、ネットワークは速ければ速いほどいいわけですが、ネットワークオーディオなどオーディオにとって速い方がいいかは別です。
24bit/192kHzのステレオ音源なら、
24bit × 192kHz × 2ch=9216kbps
なので10Mbps以下となります。
動画でも、NetflixなどのUHD画質で推奨される接続速度も25Mbpsです。私が使っているSONY BRAVIA KJ-75Z9Dをみても、4K対応にもかかわらずLAN端子は100Mbpsまでしか対応していません。家族と共用で使っているLANや、NASのデータのバックアップなどをLAN経由でするなら1Gbpsないと厳しいかもしれませんが、ミニマムな環境でAVライフを楽しむ分には100Mbpsで十分です。
実際、ネットワーク経由で音楽を聴こうが、インターネット経由で動画を見ようが、100Mbpsまでしか対応していなくても問題になることはありませんが、速いに越したことはないですよね。
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