折れる前に交換しなくては…
2017年8月に、レビューをしやすい環境にすることを目的として、ラックレイアウトを縦型から横型へ変更しましたが、その際フロントスピーカーに使っているスピーカーケーブルのバナナプラグが折れかかって亀裂が入っているのを発見しました。

その後、交換用のバナナプラグAudioQuest 500/BFAを購入してありましたが、なかなか時間が取れずに数か月放置していました。

取り付け作業はラック裏で作業をすることになり、時間がとられるので先送りにしていましたが、先日トップミドルスピーカーの音が出なくなり、スピーカーケーブルのプラグを再取り付けする必要が出てきたので、
「ええぃ!まとめてやってしまえ!!」
と言わんばかりに、ついでに交換することにしました。
AudioQuest 500/BFA
今回購入したのはプラグが4つが入っているものです。シングルバイワイヤ向けと思われるプラグが6つ入ったものもあり、パッケージは共通化されているようで、2つ空きがあります。
プラグには2種類の印字が施されていて、印字にはAMPとSPEAKERがあります。その名称どおり、本来は1組のケーブルのアンプ側とスピーカー側に使うように出来ていますが、今回は2組のケーブルのアンプ側のプラグだけ交換を行います。
付属の工具は従来とは違い、L字型の六角レンチとストレート型のプラスドライバーになっています。
プラグの構造の違い
工具の違いからAudioQuest 500/BFAはこれまで使ってきたAudioQuestのプラグとは少し仕組みが異なることが分かりました。
AudioQuest下位モデルのプラグ構造
AudioQuestの廉価版プラグ SGBFA GSET/4やSG-SPADE/4は単純な構造になっていて、被服を剥いたケーブルを下から差し込んで、導体部分を上の2つのネジで圧力をかけて固定し、被服のついた部分を根元のネジで両側からはさんで固定する仕組みになっています。工具もL字型の六角レンチのみです。
構造が単純なので、プラグの交換は簡単に出来ますが、一方で外れやすい構造でもあります。
AudioQuest上位モデルのプラグ構造
上位モデルのプラグの構造は、下位モデルの弱点を克服しようとして少し工夫が加えられて、従来のような構造の上から、カバーをかぶせてネジ止めする形になっています。
それではプラグを交換してみましょう。
プラグの取り外しと導体の構造
まず従来のプラグ、若干曲がっているのがわかると思いますが、これを取り外します。
AudioQuest Meteorというスピーカーケーブルは、2009年に発売され、私が購入した2011年当時に価格改定がされて、2mで343,000円(税込)から548,000円(税込)と高価なケーブルになってしまいましたが、2018年3月現在も現行ラインナップとして販売されているモデルです。長年愛用してきたので、DBSに搭載されている電池も切れかけていましたが、先日電池の交換を行いました。

素材には鏡面加工した銀単線(PSS)と鏡面加工した銅単線(PSC+)を使ったハイブリッドモデルとなっていて、そのため分解すると下記のように銅と銀であることが良くわかります。
プラグの装着
新しいプラグ500/BFAを一度分解して、内側の本体と外皮に分離します。専用工具は外側のネジはプラスドライバー、内側のネジは六角レンチで締める形になっています。
まず外側の外皮部分(赤)をケーブルに通しておきます。そのあと内側の銀色の部分を取り付けます。内側の本体は従来の下位のプラグと同じように付属の工具の六角レンチでネジを締めます。
先にケーブルに通しておいた外皮部分を装着してプラスドライバーでネジ止めします。
合わせてプラグ(黒)の取り付け、左右合わせて4本のプラグを交換して完了です。
試聴システムの概要
試聴システムは以下の通りです。
- AVプリアンプ:Marantz AV8802A
- マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD
- フロントスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
- リアスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
- サブウーファ:DALI Helicon S600
- ネットワークオーディオプレーヤー:Marantz NA-11S1
- オーディオ用NAS:メルコシンクレッツ DELA モニター評価機
- ゲーム機:Playstation4 Pro
ネットワークオーディオで試聴
音の変化がなくなったと判断できるまで時間をかけてエージングを進めてみました。100時間くらいは経過したと思います。まずはネットワークオーディオプレーヤーのNA-11S1を使って試聴してみましょう。
試聴曲
「image」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Sarah Brightman – Time To Say Goodbye」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Boyz II Men – Evolution」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Diana Krall – When I Look in Your Eyes」 ※FLAC 96kHz/24bit
静けさと気配
とても静かで、ノイズとは違う無音の中の空気感のような、気配のような音が漂います。
ピアノやバイオリンなどにはキラキラとした煌きが感じられるのと、低音には太い厚みがありつつ、他の音が埋もれさせないキレのある音です。女性の声には柔らかいふくよかさがあり、男性の声にも明るい余韻が感じられます。
ゲーム機で試聴
次にゲーム機であるPlaystation4 Proで試聴してみます。
試聴ソフト
試聴に使うソフトは、私が日常的にプレイしているファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターです。
解像度の高い低音
冒頭の和太鼓の低音にはどっしりとした重心の低さと、跳ねるようなダンピング感が両立して、基音と余韻が明瞭に描き分けられています。
殴りあう拳のぶつかる音も、瀑布の激しい水の轟音も、稲妻の走る音と雷鳴の轟も、全体を包み込むスケール感の向上に、他の音を邪魔しない解像度の高さとが、うまく両立しています。
完成度の高いプラグ
ネットワークオーディオでもゲームによる試聴でも、AudioQuest Meteorという銀単線と銅単線のハイブリッドな導体の良さである、銀の煌きと銅の骨太な音をしっかり引き出していて、従来のプラグよりも相性は良いように思います。
またプラグの固定についても、廉価な下位モデルにあった構造上の弱点がしっかりカバーされていて、プラグとしての完成度も高く、高級感もあるので、やや高価ではありますが、交換してよかったなと感じています。
折を見てフロントのプラグはスピーカー側も交換しても良いかもしれませんね。
Her-
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