AudioQuestマニアの道程(2)偽造品と世界不況との巡り合わせ

2011年3月の東日本大震災の影響で、シアタールームは棚からいろいろ物が落ちたことによって、録画済みディスクが大量に散乱したり、レコーダーのアンテナ端子が曲がったり、スピーカーの入力端子に直撃して、スピーカーケーブルのバナナプラグが折れたりしました。

audioquest（オーディオクエスト）

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そのバナナプラグを交換するために、5月にAudioQuest SG-BFAを購入して交換しています。この時は床や機材に傷はついたものの幸い壊れることはなく、プラグの交換だけで済んで、ラッキーだったと思いました。

2011年6月に原材料価格の高騰を受けて、製品価格の大幅値上げをAudioQuestが発表しました。その価格上昇率は過去見たことがないほど大きなものでした。

少し先にスピーカーケーブルの新調を考えていましたが、急遽前倒しで価格改定前のAudioQuest Meteor(2mペア)の在庫を購入することになりました。

価格改定前、Meteor(2mペア)の価格は343,000円(税込)だったものが、価格改定後は575,400円(税込)と67.8%アップとありえない価格へ値上がりとなりました。もはや駆け込みで購入するしか選択肢がなく、実質値上げ後の半額くらいで購入できたと思います。

導体にPSS(鏡面加工した銀)2本とPSC+(鏡面加工した銅)2本をFlat Rock構造で組み合わせたハイブリッド導体が特徴です。

この時Y型プラグを交換するために、バナナプラグSG-BFAを合わせて購入しています。おそらく私が購入したAudioQuestのアクセサリの中で、最も高額な買い物だったと思います。そして事実上最後のハイエンドケーブルになってしまいました。

今ではこのMeteorはさらに消費税分高くなり、2mの価格は591,840円(税込)と、60万円近いケーブルになってしまいました。本当にこのとき買っておいてよかったです。