同じトランス方式でも音は違う?
先日、オーディオルームで使用している光メディアコンバータTP-LINK MC220LのACアダプタをYAMAHA PA-3という古いトランス方式のACアダプタに変更してみました。
途中経路の光メディアコンバータの電源を変えただけなのに「嘘だろ?」とうめいてしまうほど、ドドーンと低音域が太く響き、中音域には厚みがあり、力強くエネルギッシュな音が出てきて驚きました。この変化はマスタークロックを入れたときのような、ジッターが低減するキメが整うような雰囲気とも違います。
音と電源の関連性は謎
ネットワークオーディオはデジタル(0と1)の世界ですから、信号そのものは正確に届きさえすれば、後はプレーヤーが処理するだけ…のはずですが、データの正確性には問題がない上で、スイッチングハブの質や電源の質で大きく音が変わります。
個人的にはそれがメタルケーブルなら、ケーブルから伝わる電気的な変化がプレーヤーの音を変えるのだろうと推測していましたが、光メディアコンバータと再生機器であるLUMIN X1の間は光ファイバーケーブルで接続されていて、電気的なやり取りはありません。
光信号を生成する過程で何が起きているのか、なぜ音が激変するのか、デジタル信号と音の変化の相関関係には謎が多いですね。
その力強く柔らかい音なら、このまま使うのもいいと思っていましたが、1つ不安になる問題がありました。
断線
PA-3は古い中古品ということもあり、根元の被服がはがれてしまっていて、感電や断線の恐れがあったのです。
絶縁テープを巻けば使えなくはありませんが、テープの粘着質な成分が侵食するのはあまり気分がよろしくありませんし、質のよい絶縁テープならありですが…。
テープを貼り付けて使うくらいならACアダプタを購入しなおした方がいいでしょう。
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