正相での再調整
ネットワークオーディオプレーヤーMarantz NA-11S1の音声出力を同軸デジタルからXLRケーブルを使ったアナログ接続に変更してから、XLR端子の極性を意図的に反転させて使っていました。

極性が逆になっていても、音は大きな違和感なく出ますが、正相と逆相で比較試聴すればその違いは明らかで、明瞭で前に押し出してくる正相に対して、淡く優しく広がる広い音場の逆相と大きく傾向が異なりますが、音としての好みは逆相でしたが、今回正相と逆相の良い所取りをしようと再調整をすることにしました。
正相の残したいところ、改善したいところ
正相の音は、輪郭が明瞭な明るくくっきりした音像なので、この点は残したいところですが、音場は前に出すぎなので、これをスピーカーラインまで下げて、後方へ展開するようにしたいこと、そして少し音の角が立っていて硬いので、それを柔らかくしたいという点です。
現在のNA-11S1の接続
現在のNA-11S1の周辺機器との接続は以下のようになっています。
- XLR端子:Acoustic Revive XLR-absolute FM(1m)
- RCA端子: AudioQuest RCA-CAPS
- LAN端子:Acoustic Revive LAN-1.0 TripleC(1m)
- 電源ケーブル:Acoustic Revive POWER REFERENCE-TripleC(初期型)(1.5m)
RCA端子は使っていないので、ノイズ対策としてキャップが装着されていて、信号はXLR端子からAVプリアンプ Marantz AV8802Aに接続、電源ケーブルは電源タップAcoustic Revive RTP-4 absoluteと接続し、LANケーブルはネットワークオーディオ専用スイッチングハブPlanex FX-08miniに接続しています。
硬さをほぐしたい
まずは最もストレスを感じている音の角を取るために、考えたのは電源ケーブルの変更です。現在の電源ケーブルはPOWER REFERENCE-TripleCにオヤイデのプラグがついた初期型です。
これを私が最近お気に入りのFURUTECH FI-50M NCF(R)/FI-50 NCF(R)を装着したPOWER REFERENCE-TripleC FMをDENON DVD-A1XVAからはずして変更します。
また、逆にDVD-A1XVAにはNA-11S1から取り外した初期型を装着して、交換する形になります。
試聴システムの概要
試聴システムは以下の通りです。
- AVプリアンプ:Marantz AV8802A
- マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD
- フロントスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
- ネットワークオーディオプレーヤー:Marantz NA-11S1
- オーディオ用NAS:メルコシンクレッツ DELA モニター評価機
試聴曲
試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。
「image」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Sarah Brightman – Time To Say Goodbye」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Boyz II Men – Evolution」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Diana Krall – When I Look in Your Eyes」 ※FLAC 96kHz/24bit
ややタイトで硬い音
やや音がタイトになり、ピアノの音の硬さは相変わらずで、低音が太く重くなります。タイトになったために広がり感はなくなるものの、広がる音の感触は柔らかく、音が音像に集まったことで基音が強くなった印象です。
音の定位にも変化があり、前に勢いよく飛び出しがちだったボーカルの前後位置が、両スピーカー間に定位し、標準的な位置にその他の楽器などの定位も以前よりは明確になります。
少し気になるのは、ピアノの音に出ている高音の硬さやややシャカシャカした感触が残っていて、まだ違和感が残ることです。この時点で私の頭の中にあるその原因と考えられるものは、RCAキャップと電源ケーブルPOWER REFERENCE-TripleC FMに内蔵されたファインメットビーズです。
ファイメットビーズの取り外し
この電源ケーブル POWER REFERENCE-TripleC FMのプラグ内部にはファインメットビーズが装着されています。この電源ケーブルは初期の頃に作られたもので、今ほどノイズ対策も進んでいなかったので、ファインメットビーズがついたものになっていますがこれを取り外し、POWER REFERENCE-TripleCにします。
ファインメットビーズのようなノイズを取り除く素材は、使わなくて済めばその方がいいと思いますが、前述の高音部の違和感の原因の1つがファインメットビーズではないかと推測しました。
2歩前進、1歩後退
一聴するとタイトだった音がほぐれ柔らかな印象を受けます。どこか頭を押さえられた印象だった高音が伸びて柔らかな余韻を広げ、ドラムの音にも広がりが出て重心が下がり場に厳かな雰囲気が醸し出されます。ただ、ボーカルの位置はまた少し前に出てきてしまいました。
エージングが必要
交換した電源ケーブルは、DENON DVD-A1XVAに使用していたものとはいえ、普段は本体の主電源も切った状態でほとんど使っておらず、電源ケーブルとしてエージングがすすんでいないものなので、しばらくこのまま通電させて音が落ち着くのを待ちます。
その他に本体側で対策ができそうなのは、USB端子、RCA端子のキャップ、振動対策などですが、エージングを進める間に以前行った分離給電の構成を変更することにしましょう。
電源タップを2つに分けて、スイッチング電源を搭載した機器を分離して給電する構成に変更しました。この構成はまだ仮の姿で分離給電の構想にはさらに先があるのです。
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