一般的なカテゴリー8が登場
私の知る限り、国内メーカー初ではないかと思いますが、ELECOMからカテゴリー8のLANケーブルが11月上旬発売されるそうです。私が最初に認識したカテゴリー8 LANケーブルは、オーディオ用途のWireWorldのものです。
カテゴリー8のLANケーブルだと!?~Wireworld Starlight Cat8 Ethernet~
Wireworld初のイーサネットケーブル ナスペックがWireworld製のイーサネットケーブル「Starlight Cat8 Ethernet」を11月25日に発売するそうです。 ※画像はPhile-web HPより引用 「Starli...
他にもSUPRAなどから発売されていて、以前カテゴリー8の要件を調べてみたことがあります。
カテゴリー8(Cat.8)のLANケーブルとは何だ?~規格と要件を調べてみた~
カテゴリー8相当オーディオ用LANケーブル 以前カテゴリー8(cat.8)に相当するオーディオ用のLANケーブルとして、ナスペックがWireworld製のイーサネットケーブル「Starlight Cat8 Ethernet」を発売した件を取...
カテゴリー8 LANケーブルは、金属製ケーブルの限界に近い伝送速度40Gbpsを実現する40GBASE-Tに対応するLANケーブルです。従来のカテゴリー7やカテゴリー6などと比べて大きく違うのは、伝送可能な距離で100mから30mに短縮されています。
2GHz(2000MHz)という高い周波数で信号をやりとりするため、高いノイズ遮蔽性能が必要ですが、100mという距離を伝送するのが困難であることが伺えます。
まずはそのELECOMの発表内容を見てみましょう。
LD-OCTTシリーズとLD-OCTSTシリーズ
- 高速光通信に最適な次世代40ギガビットイーサネットの「40GBASE-T」に対応したカテゴリー8対応LANケーブルです。
- カテゴリー6の8倍である2000MHzまでの高周波帯域まで対応しており、ノイズ干渉にも強く、高速で安定したネットワーク環境を実現します。
- 10GBASE-T/1000BASE-TX/1000BASE-T/100BASE-Tといった環境でも安定したデータ転送速度を確保します。
- 伝送帯域2000MHzに対応し、複数台の機器の接続による伝送速度の低下を防ぎます。
- ギガビット以上の高速通信で起こりがちな、隣り合ったケーブル間でのノイズ干渉による通信エラー(エイリアンクロストーク)を防ぐ二重シールド構造を採用しています。
- 従来のケーブルより遮蔽効果に優れており、EMI(電磁妨害)対策が必要とされる医療施設、機械室・OAルームでの敷設にも最適です。
- ツメ折れ防止用プロテクタとやわらかい素材のツメを採用しています。通常の使用環境では絶対にツメが折れません。※1000回の屈曲検査に合格(当社検証)
- ツメ折れによるケーブルの脱落が防げ、長期にわたってしっかりとLANポートに固定することができます。
- ケーブルの外皮には、「JIS C 3005」に相当した、火災の延焼原因になりにくい難燃性素材を使用しています。
- TIA-568-C規格に準拠しています。
- EUの「RoHS指令(電気・電子機器に対する特定有害物質の使用制限)」に準拠した環境にやさしい製品です。
仕様は次のとおりです。
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