2022/1/20不定期更新に変更します

ネットワークオーディオ用ルータをYAMAHA RTX1100からRTX1200へアップグレード

YAMAHA

その設定については、ずいぶん前に一度書きました。

シアタールームのネットワーク分離(3)YAMAHA RTX1100による構築
シアタールーム用ネットワークの分離方法 前回の記事で、シアタールームのネットワークを本来のネットワークから分離する方法をいろいろ検討し、以下の方法を洗い出しました。※本稿ではL2スイッチを慣用名のスイッチングハブと記述します。 (1)物理的...

今回はRTX1100RTX1200も基本的には同じ設定内容を引き継ぐだけで移行が可能となります。まずは、ネットワーク上からRTX1100へtelnet(もしくはコンソールポートからログイン)して設定内容をコピーしてテキストに一時保存しておきます。※各設定内容の詳細は以前の記事にありますので、そちらをご覧ください。

ip route default gateway 192.168.0.1
ip lan1 address 192.168.2.1/24
ip lan2 address 192.168.0.254/24
ip lan3 address 192.168.3.1/24
dhcp service server
dhcp scope 2 192.168.2.2-192.168.2.33/24
dhcp scope 3 192.168.3.2-192.168.3.33/24
dns server 8.8.8.8

追加設定

追加設定としてDHCPによるIPアドレスの固定を行います。NASであるDELAは電源を入れなおしてもIPアドレスが変わらなければライブラリは以前のまま復元されますが、IPアドレスが変わるとライブラリの再構成が始まってしまうので、以下のコマンドでIPアドレスを固定してしまいます。※bindの後ろの値「2」は、固定するIPアドレスが含まれる前述のdhcp scopeの後ろの値「2」と一致している必要があります。

dhcp scope bind 2 192.168.2.X ethernet XX:XX:XX:XX:XX;XX

XX:XX:XX:XX:XX;XXの部分はMACアドレスと呼ばれる各端末の固有番号です。YAMAHA製ルータであればshow arpとコマンドを入力することで、接続されている機器のMACアドレスを見ることができますが、DELAのMACアドレスを事前に確認しておいて、RTX1200に投入する際のコマンドとして追加しておきます。

YAMAHA RTX1200へのコマンド入力

最近のYAMAHA製ルータはWEBブラウザ経由でも設定が可能ですが、個人的にはコマンド入力の方が設定を流し込むのに便利なのでコマンド入力で行います。USB-シリアル変換ケーブルと、極性変換アダプタ(ELECOM AD-R9AD-D9FF)などを使ってRTX1200へ接続します。

ネットワークオーディオ:ホームネットワーク:分離:VLAN:YAMAHA:RTX1100:RTX1200:iBuffalo:BSUSRC0605BS:ELECOM:AD-R9:AD-D9FF:LUMIN:X1:DELA:QNAP:TS-119:Marantz:M-CR611:

このあたりの機材は、以前書いた時の記事をご覧ください。

YAMAHA RTX1100設定用にUSBシリアル変換ケーブル「Buffalo BSUSRC06」購入
YAMAHA RTX1100の設定方法について 先日の記事でネットワークオーディオ向けに、YAMAHA製のルータ RTX1100を久しぶりに自宅で設定しようかと思ったところで家にあったUSBシリアル変換ケーブルが認識しないという事態にぶつか...

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