予想に反して
M-CR611で動作確認をした際はやや音が重く感じましたが、駆動力のあるプリメインアンプを使って環境を整えてやると、動作確認時の印象に反して解像度が高い綺麗なバイオリンの音色が軽快に飛んできたのには少々驚きました。
現状のセッティングでは、到着時のままスポンジをバスレフポートに詰めた状態で聞き始めましたが、音の展開はスピーカーの前には出てくる感じはなく、スピーカーの間を中心に後方へと音場を展開するイメージです。バイオリンの音は切れが良いのは好印象ですが、ドラムをたたく音が軽いのが少し気になります。やや低音が軽く床から伝わる音が余り感じられません。
そこでバスレフポートのスポンジをはずしてみることにします。
先ほど不満に感じていた低音もブックシェルフと言う限られたサイズの中ではよく低音を出していると思います。低音が床を伝って、先ほどまでは不安定に感じられた土台がしっかりとする感じはあります。
弦楽器についてはキレが良く、飛んでくるような感覚がありますが、ドラムをたたく直接音にはちょっと軽さを感じる点は変わらず、打楽器の音も広がりはしますが、直接音が立った感じがない少々インテンシティにかける音、よく言えばやわらかい音という感じがします。
スピーカー本体を触ってみると、微弱に振動しているのがよくわかりますね。現状のセッティングでは、打楽器の直接音が何となくスピーカーの筐体から音が離れにくい印象で、そのために柔らかく感じるのかもしれません…。
おおらかに鳴らすと価格以上の音がする
この音を聞いてこのスピーカー3万円、実売2万円ちょっとで売ってあげるっていわれて買う人は結構いたんだろうなと思わせる、作り方がうまいスピーカーだなと言う印象を受けます。FUSION 1で音楽をかけながら、本記事を書いていますが、ゆったりと聞くことができるスピーカーです。
Entry SiだとM-CR611の小音量で聞くにはちょっと重たい感じがあり、余裕を持ってならしてやらないと鳴りが悪い印象があるので小型のスピーカーを探していたんですが、FUSION 1もM-CR611との組み合わせで小音量で聞くにはちょっと重いのかなぁと言う印象を受けます。
とりあえず寝起きから目を覚ましたようなので、足回りを少し工夫すればM-CR611でも鳴らせるかなぁ…。もう一度M-CR611と接続して調整をしてみようと思います。
Her-
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コメント
この型のタンノイは30年ほど前4畳半に住んでいたころお世話になりました。
あれからずいぶん経ちましたがラインナップにはいつもありますね。人気のほどがうかがえます。
狭い部屋でもきつく聴こえない音質は快適で、4年ほど使っていました。
その後弟に譲渡しました。
部屋が広いところだと本領を発揮しない感じがあります。
特に低音部分は音量を上げると形が出ない印象でした。
狭い部屋で中音量程度で聴く感じですね。
あまり音量を上げず、ニアフィールドで聴くととてもいいと思います。
うつみくんさん、コメントありがとうございます。
TANNOYのロングセラーシリーズと言うのも頷ける音でした。
問題は小音量で聞いているダイニングのシステムで希望の音が出せるのかと言うところですね。