その後、国内で同様のプレーヤーが出るのを待ちました。
Marantz NA7004の導入
そして2010年11月、Marantzの発表したネットワークオーディオプレーヤーNA7004を試聴する機会があり、価格もCDプレーヤなどの比べても安価だったので、いろいろ試してみようと購入しました。
音は同価格のCDプレーヤー等よりは良いと思いましたが、iPad/iPhone向けの専用プレーヤーの出来は最悪でした。そしてこの時いろいろ試してわかったのは、ネットワーク機器やLANケーブルを変えると、音も変わると感じたことです。
私はスイッチングハブを変えたり、LANケーブルを変えたり、オーディオ同様にネットワーク機器にも手をかけていくことになりました。同じことを感じた方は他にもいらっしゃいましたし、新しい商売になると踏んで、異業種のメーカーがオーディオ向けケーブルとして、オーディオ専用LANケーブルなどを次々と発売するようになっていき、少しオーディオ業界の勢力図に変化が起きていたように思えます。
この頃からもうCDプレーヤーは携帯音楽プレーヤーに押され、衰退していくのは必然のように思えました。当時は著作権の問題があり、ダウンロード販売はコピー制限がかかり、その利便性の悪さもあって中々市場が拡大しませんでしたが、現在ではもう常識になっています。そう遠くない未来に音響機器メーカーがマニア向けに細々と製造するものとなり、レコードと同じような位置づけになるだろうと思います。もう特典付きCDのような邪道な方法でなければ、ミリオンセラーのCDなど出てこないでしょう。
iPad miniの導入
iPod Touchをコントローラとして使用してきましたが、画面が小さく操作しづらいこと、アルバムアートなどの表示をもっと大きくしたかったこともあって、Apple iPad miniを導入しました。
これを使うとアルバムアートが実寸大に近い大きさで表示することができ、データベースのアルバムアート用の画像を高解像度に更新する作業が必要になりましたが、コントローラとしての使いやすさという点では向上したと思います。
Marantz NA-11S1へアップグレード
その後ネットワークオーディオプレーヤーは、1つのジャンルとして確立して、市場は拡大していき、音質的にも良いプレーヤーが各メーカーから出てくるようになりました。私もNA7004の音に満足はしていなかったので、その後Marantz NA-11S1へと買い換えて今に至ります。音はLINNなどと比べて濃く、色気のある音で音には満足していますが、残念ながら未だ使い勝手はLINNには敵わないと個人的には思っています。
ネットワークオーディオプレーヤーの導入でひとまずシステムは落ち着きました。
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