Roon Appは実際は再生をしているのではなく、指示を出しているだけでネットワークオーディオのコントローラーと似たような機能ですね。iPad、iPhone、Androidタブレットと電話、Mac、Windowsにアプリケーションをインストールすることで利用できます。
Roon Coreがライブラリと再生を担うトランスポートの役割で、以前オフ会で体験したRoon NucleusはRoon OSを搭載した専用サーバーはRoon Coreに相当します。
Audio Deviceは再生機器ではなくネットワーク経由のDACのイメージですね。Roon Readyとして認証されているオーディオ機器や、Roon Bridgeなどと呼ばれるパソコン、スマートフォンなどもAudio Deviceとして使えます。我が家のLUMIN X1もRoon Readyとして認証されていてネットワークDACとして使えます。
Roon Coreはパソコン
ネットワークオーディオに関しては、NASは構造的にパソコンと変わりませんし、今のオーディオ機器は半導体基板で動いていますので広義の意味ではコンピュータですが、オーディオ機器として必須となるノイズ対策などによる音質的配慮がされています。
しかしRoon Serverとなる製品は、ライブラリの管理にハイパワーを必要とするパソコンそのもので、筐体はパソコンケースのまま、電源にはACアダプタを使い、音質的な配慮がされているようには見えません。今のオーディオの環境に導入するのにはとても抵抗があります。
アプリが有料というのも抵抗を感じるポイントです。アプリは14日間の無料体験が可能ですが、それが終わると月額9.99ドルを払うか買い切りで699.99ドルを払うかになります。
自分で試してみないとわからない
もう少しRoon Server自体にオーディオ的な配慮、ノイズ対策などが施されるのを待ってから導入したいと常々思っていますが、最近テレワークも増えてSpotifyを導入したこともありますし、そんな私の心境にも少し変化が出てきました。
現時点でRoon Serverを買ってまで試したいとは思っていませんが、Roonの利便性もオーディオ機器としての音質も、実際に自分の環境に導入してみないことにはわかりません。借りて試聴ができるなら試してみたいなと思うようになりました。
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