ベンチマーク~速度計測~
ベンチマークとしてブロードバンドスピードテスト(“https://www.bspeedtest.jp/”)を使わせていただき計測してみることにします。まずは切り替える直前の2020年10月1日20時頃の結果です。応答速度(Ping)は36ms、ダウンロード速度(DL):110.66Mb/s、アップロード速度(UL):132.70Mb/sとなっています。
1Gbpsのベストエフォートサービスとして、110Mbpsしかダウンロード速度が出ていないのは低品質といわざるを得ません。普通なら契約を解除しているでしょうね。
さて本命のIPv6(IPoE)接続によるテストですが、切り替えした日の夜2020年10月2日19時頃のテスト結果は以下の通りです。応答速度は13ms、ダウンロード速度(DL):532.49Mb/s、アップロード速度(UL):302.84Mb/sとなっています。
ダウンロード速度、アップロード速度は楽天ひかりを開通させた直後のIPv4と同等以上の数値ですが、何より大きく改善しているのは応答速度(Ping)の13msという数値ですね。大幅に改善しており比較的優秀な数値だと思います。
応答速度が悪いと何が起こる?
最近仕事がテレワークに移行して、リモート会議などをする方も増えたかと思いますが、インターネット経由で通話していると相手の通話の内容を聴いて会話を返すことになります。しかし相手から帰ってくる返事が遅くて会話がしづらいと感じることもあるかと思います。
インターネットの応答速度は、この自分が話してから相手に届くまでの遅延を表しており、短ければスムーズに会話ができます。接続している人数が回線に対して多かったり、暗号化通信をする処理が付与されていたりすると遅延は大きくなる傾向があります。
オンラインゲームにはシビアに影響する
10人くらいで射撃戦をするゲームをしていたとしましょう。相手の動きに合わせて自分が銃を撃ちます。応答速度が遅く通信遅延が大きいと、実際に相手がいる位置と、自分の画面に表示されている相手の位置情報との間に大きな遅延(ラグ)が生まれます。
ゲーム中に遅延が大きくなると、避けたはずの攻撃に当たっていたり、当たったはずの攻撃がよけられていたりということが起こり、ゲームとして成立しません。オンラインゲームでFPSと呼ばれる射撃系のゲームをプレイしている人たちにとっては、インターネット通信の応答速度はシビアに成績に影響するため重要視されます。
ゲーミングルータと呼ばれるゲーマー向けのルータには、通信機器側で起こる遅延を有線制御などを使ってできるだけ減らして、ゲームパフォーマンスを上げようとする製品も数多く存在します。
しかし、いくらルータをハイエンドモデルに交換して処理を高速化しても、肝心のネットワークが遅いのでは焼け石に水です。
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