ウェルフロートボードのフルコンメカ交換
Harubaruさんといえば、ウェルフロートボードの「伝道師」の異名を持つ方で数々の家のシステムにウェルフロートボードの導入指南をされていますが、今回はそのウェルフロートボードの核となるメカを最新のフルコンメカに変更する作業が行われることになりました。
これTADブランドのTAD ZZ013-WNですから、定価17万円超(税込)と通常のウェルフロートボードよりだいぶお高いにも関わらず、フルコンメカはラインナップに用意されていません。
ジークレフ音響のものも、AIRBOWブランドのものも、フルコンメカ仕様は販売していますし、費用を支払えば従来のボードのメカを交換することは可能ですが、TADブランドのボードは自分で手を入れるしかないのです。
私もウェルフロートボードを分解したところは見たことはないので、中のメカの構造を見るのはこれが初めてですが、以下の写真の厚みのある方(左)が古いメカ、薄い方(右)が新しいフルコンメカです。
薄くすることで低重心化し、ワイヤーを太くすることで強度を上げ、従来よりもかなり強くネジで固定することで、剛性を高めることが目的のようです。1つのボードにつき4つ入ったメカを、ボード2枚分交換する作業を行います。一度メカを交換したら元には戻せません。
オフ会だからこそできる共同作業
Harubaruさんは、メカの交換はすでに何十台も交換された経験があるそうなので、傍らでその作業をサポートしつつ見学させていただけることになりました。このウェルフロートボードのメカ交換作業はもちろん大変ですが、一番大変なのはスピーカーの移動作業でしょう。
100kg近い重量のスピーカーからスパイク受けを外し、ボードから一度降ろし、作業後にまた戻す作業は一人でやるには危険な作業です。そこはオフ会ですから私も微力ながらお手伝いをしつつ作業をしました。
Bowers & Wilkinsの大型スピーカーには、標準で裏にキャスターが装備されているので、前後に動かすのは比較的簡単でしたが、これがなかったら持ち上げるのは死ぬほど大変だったでしょうね。
このウェルフロートボードの換装作業の結果、スピーカーを押したときの感触がだいぶ違いましたが、作業の過程やメカの違いなどについては別途記事にする予定ですので、今回は軽く触れるだけにしておきます。後日公開しますのでそちらをご覧ください。
無事ウェルフロートボードのメカ交換作業を終え、Nyansさんの位置調整が終わった段階で、再び音楽を聴かせていただくことになりました。
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