NASって
当たり前のようにNASと雑誌などでもかかれますが、Network Attached Storageの頭文字を取ったもので、直訳すれば「ネットワークに接続するストレージ」かな?
実際の中身はCPUもあればメモリー、HDDやSSDが搭載されていて、基本的には省スペースパソコンと構造は似ています。NAS単体で動作することを前提としているので、パソコンとして使われるビデオカードやキーボード/マウスなどの外部I/Fと接続するポートがないことが大きな違いですかね。
用途がファイルサービスに限られているので、スペック的にも現行のパソコンのような高性能なものではありませんし、OSやアプリケーションも専用にカスタマイズされているのが一般的でしょう。
最近のAndroidテレビもパソコンですし、ゲーム機もレコーダーも大差ないですが、ネットワーク経由とはいえ、パソコンをAV機器に接続してしまっているわけで、ノイズ対策は結構大変です。
私がネットワークオーディオを試行し始めた頃は、まだオーディオ専用NASなんてものはもちろんなくて、一般的なパソコン周辺機器としてのNASを工夫しながら使っていたのが実情でした。
Buffalo LS-CH1.5TL(2010/4~2013/8)
DLNAに対応し、FLAC音源に入力されたタグ情報をアルバムアートまで表示し、ネットワークオーディオとしてのDLNAの利便性を享受するために必要な機能を備えたNASをいろいろ調査して初めて導入することになったのが、Buffalo LS-CH1.5TLです。
Buffalo LS-CH1.5TLは当時のLINNが公式にDSシリーズの対応NASとして掲載していた機種で、サーバーアプリケーションにTwonkyMedia(現:Twonkey Server)を搭載していました。当時のサーバーアプリとしては群を抜いていて、ネットワークオーディオに必要な機能をほぼ備えていました。ですからオーディオ用NASとえばTwonkey Serverを搭載しているのが定番でした。
このLS-CH1.5TLをサーバーとして、直前に導入したiPod touchをコントローラーとして、AVP-A1HDをプレーヤーとしてDLNA対応のネットワークオーディオ環境を作ったのが、私のネットワークオーディオの始まりです。
当時のNASとしては、TwonkyMediaが搭載されているか否かが、ネットワークオーディオ向けのNASを選択する上で重要なポイントでしたが、オーディオ的な視点で考えると、プラスチック筐体であること、小さいながら廃熱用のFANが搭載されていたこと、電源がACアダプタであることなど弱点は数多くありました。
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