ではどこに使うのか?
部屋単位で隔離するのか、用途によって、例えばオーディオルームの中でネットワークオーディオ用機器だけ隔離するのか、さらに厳しくネットワークオーディオプレーヤーのみ隔離するのか、何をノイズ源として考えるかで使用する場所は多少変わります。
光メディアコンバータの使い方は、いくつかありますが、考え方は概ね以下の2つでしょう。
- パソコンからのノイズを遠ざける
- オーディオ機器をノイズから守る
パソコンから隔離する
1はノイズ源をパソコンと考える場合です。
ネットワークオーディオ用のNASとネットワークオーディオプレーヤーを保護する対象と考えて、スイッチングハブとルータの間に光メディアコンバータを使います。私は光接続対応のネットワークオーディオプレーヤーLUMIN X1を入手するまでこのパターンでした。
ルータ
┃
光メディアコンバータ
┃
光メディアコンバータ
┃
スイッチングハブ─NAS
┃
プレーヤー
NASもノイズ源と考える
2は、パソコン周辺機器全てをノイズ源と考える場合です。NASはパソコン周辺機器ですから、ノイズ源となります。
そこでネットワークオーディオプレーヤーのみをネットワークから絶縁するためにスイッチングハブとネットワークオーディオプレーヤーの間に使います。
ルータ
┃
スイッチングハブ─NAS
┃
光メディアコンバータ
┃
光メディアコンバータ
┃
プレーヤー
LUMIN X1を入手してからはこの構成に近いですね。X1は光メディアコンバータを内蔵しているプレーヤーですから1つ光メディアコンバータが少ないです。
併用する案も
私はNASがノイズの影響を受けると音が変わると感じているので、1を採用していますが、NAS自身が大量にノイズを吐き出している場合は、2の方が効果が高いこともあるでしょう。自分の環境ではどちらが最適か耳で判断するのが一番いいと思います。
もちろん予算に余裕があれば、1と2の合わせ技で2段階で隔離するのも有効な手段です。
ルータ
┃
光メディアコンバータ
┃
光メディアコンバータ
┃
スイッチングハブ─NAS
┃
光メディアコンバータ
┃
光メディアコンバータ
┃
プレーヤー
以上ザックリ説明してみましたが、ここまでやってみようと思う方は少数派かもしれません。その少数派の方々の中で導入してみたいけど、難しそうで導入を躊躇している方の不安を少しでも和らげることができたら幸いです。
Her-
↓↓↓関連記事はこの下にあります、引き続きお楽しみください↓↓↓
コメント
Hermitage様
いつも貴重な情報ありがとうございます。
この記事のご紹介を元に、正月休みの期間中に光メディアコンバーターを試してみました。lmc100と勘違いしてmmc100を購入しましたが、しっかりデータが通ってくれて助かりました。
音は、良くなりました。楽器の前後感がわかる、今まで聴こえてなかった音が聴こえる…ノイズが減る効果なのだろうと思います。
これはいい!ともう一組購入してNAS-ハブにもつなぎ楽しんでいます。
ありがとうございました。これからも貴重な体験知見をご紹介ください。よろしくお願いいたします。
dekutaさん、コメントありがとうございます。
間違って購入されてしまったようですが、無事接続できてよかったですね。お役に立てたようでうれしいです。
LANは家中に張り巡らされたアンテナのようなものなので自然とノイズを集めてしまいますが、一度光信号に変換してあげることでその影響を遮断することができます。
もっと光ファイバー接続が簡単に使える機器が出てきてオーディオ用途に普及していってくれるといいですね。