結局それぞれの部屋に対策が必要
オーディオルームとシアタールームの間で相互干渉ができるだけ起きないようにするために、電力供給を行う相(赤相と黒相)を分けてみたところ、お互いのノイズの過多に差異が発生することがわかり、Dirty Electricity Filterを装着すると計測されるノイズ量は干渉しあっているようにも見えました。
シアタールームは柱上トランス、もしくは近隣宅からの外来ノイズと思われるノイズ量が多いので、Dirty Electricity Filterを使ってノイズの量を低減したいですが、シアタールームにDirty Electricity Filterを使うとオーディオルームのノイズ値が上昇してしまいます。
結局両方の部屋にDirty Electricity Filterを1つずつ導入する必要がありそうですね。
2つの部屋にDirty Electricity Filterを装着した結果
実際に両方の部屋にDirty Electricity Filterを装着してみると、シアタールームの100Vコンセントが70mv前後、オーディオルームの100Vコンセントが40mv前後、200Vコンセントが95mv前後と、すべてのコンセントが目標としていた2桁の数値になりました。
出水電器オーディオ専用電源工事で歪み率の改善はできなかったのは残念でしたが、これは東京電力の問題なのでどうしようもありません。幹線分岐を行い家庭用分電盤内の電気機器からのノイズの影響を最小限に抑えることができましたので、工事をした甲斐もありましたね。
しかし、この小さな効果を積み重ねた電気工事が、実際のシステムから出てくる音に反映されていないと意味がないわけです。事前のプランから実際の工事の過程、計測した結果など長期に渡ってレビューを書いてきましたが、実際にその効果について最後にまとめてみようかと思っています。
Her-
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