試聴
今回は根元の電源ケーブルを全て変更したことになるので、全体的な評価となります。
映像について
映像を見てみると従来よりも色温度が高く、明るい場面では輝度ピークが伸びている印象を受けますが、暗い画面になると逆に暗くなっているように感じ、暗部の階調表現がよく彫りが深いので立体感は向上しているように感じられます。
例えばPanasonic DMP-UB900で4Kアップコンバートしたスターウォーズエピソード3の冒頭、宇宙船等のシーンなどを見てみると、恒星はとてもまぶしく、従来よりも星の数が多く感じられ、飛行機や宇宙船の陰になっている部分の彫りが深いので、とても立体的に感じられます。
また宇宙から見た地上までの奥行感というか高さ感がよく出ています。床に反射する光がまぶしく、主人公の着る服の布と革の質感、色の微妙な差がはっきりしていて、色表現、階調表現が向上していることが分かります。
音について
音については、とても静かに感じられ、音量を上げたくなります。実際に挙げてみると、スムーズに吹き上がり、苦しそうな感じ、暴れた感じが全然ないので、うるさく感じません。聞いてる本人は大音量で聞いているつもりはなくても自然に上がってしまいそうです。
例えばスターウォーズエピソード3を試聴すると、背景が静かになったことによって、子細な音がよく聞こえるので、従来よりも飛行機が飛んでいる時の風切り音(宇宙なのになぜ風切り音がするんだ?)がよく聞こえ、高速で飛行している疾走感がよく感じられます。静かになっても音がそがれることなく、爆発の中を通り過ぎるときは爆発音の厚みのある低音が体を包み込みます。
全体として
PCOCC-Aに比べると、エネルギーレンジがワイドで、映像も音声も上から下までよく伸びる印象を持ちますし、変な偏りがなくすっきりした印象を受けます。人によってはそれが物足りないと感じることもあるかもしれませんが、音量を上げても暴れないので、気が付けばすごい音量になっているということもあるかもしれません。
次はPOWER REFERENCE-TripleCを線材に使用したケーブルを主要機器に使っているタップCHIKUMA Complete-4 IIに使ってみて試聴してみようと思います。
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