もちろん光メディアコンバータ自身が発するノイズが、パソコン経由の電気的ノイズを上回ってしまえばやる意味はありませんので、環境によってその効果は変わりますが、私自身の実感としては利便性を犠牲にせず、最も電気的ノイズを低減できる方法だと感じています。(さらに電磁波吸収シートなどで対策するとなお良いです。)
デメリットは以下の3つです。
- 光メディアコンバータが高価(1台数万円)
- 光ファイバーケーブルは折れやすく扱いが難しい(敷設に気を使う)
- コネクタの種類(SC/MCなど)やケーブルの種類(シングル/マルチ、コア径)など専門知識が必要
以上のデメリットから知識を持っていない方にはオススメできません。
ノイズの多い環境か調べるには…
LANケーブルから伝わる電気的ノイズが多い環境かどうか調べるには、LANケーブルに接続するノイズフィルターなどを使ってみるとわかりやすいと思います。私も実際にどこからノイズが入ってくるのかを調べるために使いました。
八光電機製作所 EMCノイズフィルタ内蔵 中継コネクタ DMJ-100BTというノイズフィルタを使って、接続する場所を変えながら音の変化を探っていくと、背景の静けさや、音痩せのような変化が起こります。このDMJ-100BTはオーディオ用ではないので常識的な価格で購入できますし、オーディオ用を購入する前に試してみるにはいい商品だと思います。
もちろん財布に余裕がある方は、ACOUSTIC REVIVE LANアイソレーター RLI1GB-TRIPLE-Cなどを購入してみても良いと思います。
こちらも私は使ってみましたが、ノイズの多い環境であれば、音の変化は大きいと思います。光メディアコンバータで対策をしてしまったので私はオーディオ用としては使っていません。
LAN経由で伝わってくる電気的ノイズを低減する方法はいろいろありますが、ノイズフィルタを使ってノイズを低減するのが最も簡単です。効果は限定的ですが、特別な知識を必要とすることなく実現できるのがメリットです。もしくはクローズドネットワークをを構築するのが(不便ですが)シンプルな形になると思います。
とりあえず各種ノイズに対する私の考えと、その対策、実際の取り組みを週2くらいのペースでつづってみました。次回は…どういう話にしようか決めてないので、しばらく期間あけて構想を練ってから書こうと思っています。
第一部完。
Her-
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